三洋、プログレッシブスキャンCCDの動画デジカメ後継機

3月15日発売

標準価格:62,000円

連絡先:記録メディア事業部 お客様相談係
    Tel.072-870-4184



 三洋電機株式会社は、有効195万画素のプログレッシブスキャンCCDと光学2.8倍ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラ「DSC-MZ2」を3月15日より発売する。価格は62,000円。

 同社が2001年6月に発売した「DSC-MZ1」の後継機。DSC-MZ1との相違点は、画像処理用システムLSIに「HRGP III(Hyper RISC Graphic Processor III)」を搭載して画質を向上したこと、パワーマネージメントアルゴリズムを一新して電池持続時間を伸ばし、撮影可能枚数を約640枚から約700枚(液晶OFF撮影時)にしたこと。

左側の十字キーの周囲がジョグダイヤルになっている。メニューもジョグダイヤルと十字キーで操作する
 また、大型のマルチファンクションダイヤル(ジョグダイヤル)の操作性を改善したほか、スポーツ、夜景など撮影状況に合わせたプログラムAEを選択できる「シーンセレクトショット」を採用し、オートブラケティング撮影は最大7枚から13枚となった。そのほかの仕様はDSC-MZ1とほぼ同様。

 CCDはプログレッシブスキャン方式で、有効195万画素、原色フィルタ搭載。サイズは1/1.8インチ(4.4μmピッチ)で、200万画素クラスで最大としている。レンズは35mm換算で35~98mm、開放F値は2.8、光学3倍ズームを搭載。最大5倍のデジタルズームも可能。広角端でレンズから最短10cmの距離でのマクロ撮影に対応している。

 記録画素数は2,000×1,496/1,600×1,200/640×480ピクセルで、記録形式はJPEGとTIFF(非圧縮)。1,600×1,200ピクセルで10コマ/秒、最大15コマ(640×480ピクセルでは20コマ/秒、最大50コマ)の連写にも対応している。

 最長5分のQuickTime形式の音声付動画撮影にも対応しており、動画撮影時の記録画素数は640×480/320×240/160×120ピクセル。フレームレートは640×480ピクセル時に15fps、320×240ピクセル以下では30fps。DSC-MZ2上で動画ファイルのトリミングや静止画キャプチャ、正逆再生/サーチ、ジョグダイヤルによるコマ送り/戻しなどが可能となっている。

 光学ファインダのほか、1.8型低温ポリシリコンTFTカラー液晶を備える。記録メディアはCF Type1/2で、microdriveに対応。PCとの接続インターフェイスはUSB 1.1でマスストレージクラスに対応する。電源は単3形ニッケル水素電池2本で、充電器が同梱される。

 本体サイズは106×41×63(幅×奥行き×高さ)mm、重量は約230g。USB接続キット、画像・動画管理ソフト「Ulead Photo Explorer」などが付属する。

ボタンなどのインストラクションはすべて日本語表記 左側がAV兼USB端子、右は電源端子 カードスロットはCF Type2でmicrodriveにも対応。ちなみに写真のカードスロットに挿してあるカードはLEXAR Mediaの1GB CFカード

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0202news-j/0226-1.html
□関連記事
【2001年5月30日】三洋、プログレッシブスキャンCCDを搭載した動画対応デジタルカメラ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010530/sanyo.htm
【Keyword】プログレッシブスキャン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980917/key46.htm#progressive_scan

(2002年2月26日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.