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キヤノン、EOS D30後継のデジタル一眼レフ「EOS D60」
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3月下旬より順次発売
標準価格：本体セット 358,000円
本体のみ 330,000円
連絡先：お客様相談センター
Tel.0570-01-9000
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| D60のCMOSセンサ |
キヤノン株式会社は、有効約630万画素CMOSセンサを搭載したハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS D60」を発売する。D60本体にバッテリパック、コンパクトパワーアダプター、インターフェイスケーブル、ソフトウェアCD-ROMなどを同梱した「本体セット」が3月下旬より、D60本体とソフトウェアCD-ROMのみの「本体のみ」が5月以降に発売される。価格は本体セットが358,000円、本体のみが330,000円。いずれもレンズは別売り。
同社が2000年9月に発売した一眼レフ「EOS D30」の後継機。搭載CMOSセンサが有効311万画素から有効約630万画素になったのが最大の変更点。そのほか記録画素数に2,048×1,360ピクセルのMiddleモードを追加し、RAWとJPEGの同時記録も可能になった。また、RAWモードでの連写に対応、ローノイズ設計により30秒のノイズリダクション処理を廃止、ローパスフィルタの構成を変更して赤ゴーストを抑制、低輝度時のAF精度向上、表示パネルにバックライト追加、マットスクリーンを改善、ファインダ画像上に測距点をスーパーインポーズ表示などの変更が加えられている。
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| 内蔵ストロボをポップアップしたところ。右に見えるターミナルキャップはボディにつながっており、無くさないようになった | 表示パネルにはELバックライトが追加された。左のモードダイヤルの色もD30から変更された | 液晶モニタの視野角が広がり、斜め方向からの視認性が向上した。左上の電源スイッチの形状もD30から変更されている |
D30と同様にキヤノンEFマウントを採用し、キヤノンEFレンズすべてが使える。バッテリやアクセサリもD30と共通で、D30のものを流用できる。ただし、CMOSセンサーの大型化によりバッテリ寿命はやや短くなり、D30では50%ストロボ撮影で約540コマ撮影可能だったのが、D60では約490コマとなっている。
CMOSセンサーはAPSサイズ(22.7×15.1mm)で原色フィルタを採用。APSサイズのため、焦点距離はレンズ表記の約1.6倍となる。 |
| オプションのバッテリグリップ「BG-ED3」を装着したところ。縦位置撮影用のレリーズボタンなどが付く。BG-ED3はD30と共通のオプション |
縦走行フォーカルプレーン電子制御シャッターを備え、シャッタースピードは1/4000～30秒、バルブ撮影にも対応。オートフォーカスはTTL二次結像位相差検出方式で、測距点は3点。秒間約3コマ、最大約8コマの連続撮影に対応。35分割評価測光/部分測光/中央部重点平均測光の3つの測光方式を備える。ガイドナンバー12のオートポップアップストロボ(E-TTL自動調光対応)を内蔵する。
アイレベル式の光学ファインダは、視野率95％、倍率は0.88倍(－1dpt、50mmレンズ・無限遠)。光学ファインダのほか1.8インチTFT液晶モニタを備え、撮影画像プレビューやヒストグラムや設定メニューなどの各種情報表示が可能。 記録画素数は3,072×2,048/2,048×1,360/1,536×1,024ピクセル。ロスレス圧縮のRAWモードにも対応。さらにExif 2.2(Exif Print)に対応した。CF Type2スロットを備え、microdriveにも対応。USB 1.1端子、ビデオ出力端子を備える。 電源はリチウムイオンバッテリー(キヤノン製BP-511)。また、設定内容のバックアップにリチウムボタン電池(CR2025)が必要。 ボディはステンレス合金フレームにエンジニアリング・プラスチックの外装を採用。サイズは149.5×75×106.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は780g(バッテリ、CFカード、バックアップ電池を除く)。 Windows用のWIAドライバ、Macintosh用のUSB Mounter、RAW画像を表示するRAW Image Converter(Windows/Macintosh)などのソフトウェアが付属する。□キヤノンのホームページ
http://www.canon.jp/
□ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/pressrelease/2002-02/pr_eosd60.html
□関連記事
【2000年5月17日】キヤノン、EFレンズが使用できる本格一眼レフデジタルカメラ「EOS D30」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000517/canon2.htm
(2002年2月25日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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