2月14日(現地時間)発表

　米Dell Computerは、2001年度第4四半期の決算を発表した。総売上高は前年同期比の7%減となる81億ドル。純利益は4億5,600万ドルで、1株当たりの利益は17セントとなった。

　営業利益は前年同期比1%増の5億9,400万ドル。売り上げに占める営業利益は、前年同期の6.8%に対し、7.4%に向上。営業経費は総売上の10.2%で、過去最も低いレベルを達成した。

　最も高い成長率を達成したのは日本/アジア太平洋地域で、市場全体の出荷がマイナス6%となるなか、19%の伸びを達成した。なかでも、エンタープライズ製品は通年で37%増と、堅調な伸びを見せた。

　エンタープライズ製品は、世界市場においても好調で、前年同期比で12%増と同社最高の伸びを記録した。

　コンシューマ向け製品の売り上げも好調で、第3四半期比で56%増、前年同期比で38%増となった。

　2001年通期での総売上高は前年比2%減の311億6,800万ドル。営業利益は、22億7,100万ドル(同18%減)で、特別費用を除いた純利益は17億8千万ドル(同23%減)となった。1株当たりの利益は65セント。

　リリースのなかでマイケル・デルCEOは、「我々の業界は統合に向けた新しい段階に入ったが、一番重要な評価は今後もお客様の評価である。昨年、お客様がデル社の製品やサービスを選ぶペースがさらに加速したことにより、我々はこれまでで最も高い競争力のあるポジションにある」と述べている。

　また同氏は、2002年度第1四半期における業界全体の出荷台数について、前期比10%減となる見方を示す一方、同社の出荷および売り上げを3～5%の減と見込んでおり、業界全体の伸びを凌ぐと予想している。

□米Dellのホームページ(英文)
http://www.dell.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.dell.com/us/en/gen/corporate/press/pressoffice_us_2002-02-14-aus-000.htm
□ニュースリリース(和文)
http://www.dell.com/html/jp/dell/news/020215.htm

(2002年2月15日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]