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米NVIDIAがGeForce4ファミリーの7製品を発表2月5日(現地時間)発表 NVIDIAは、2月5日(現地時間)、サンフランシスコにおいて記者会見を開催し、同社のGPU(Graphics Processing Unit)の最新製品7製品の出荷を開始したことを明らかにした。 NVIDIAが発表したのはこれまで“NV25”の開発コードネームで知られてきたハイエンド向けGPUのGeForce4 Tiが2製品、“NV17”の開発コードネームで知られてきたメインストリーム向けGPUのGeForce4 MXが3製品、“NV17M”として概要だけは昨年のCOMDEX/Fallで発表されていたノートPC向けGPUのGeForce4 GOが2製品の合計7製品となっている。
記事初出時にGeForce Ti 4600のコアクロックを330MHz、4400のコアクロックを300MHzと記載していましたが、正しくは、4600が300MHz、4400が275MHzとなっております。お詫びするとともに、訂正させていただきます GeForce4 TiシリーズはGeForce3 Ti 500の後継となる製品で、GeForce3では1つだったプログラマブルバーテックスシェーダーが2つ搭載され、アンチエイリアシング時のパフォーマンスなどが強化されている。また、新たにnViewと呼ばれる、マルチディスプレイ機能の強化が図られている。コアクロック、ビデオメモリクロックの違いで2製品が用意されており、GeForce4 Ti 4600がコア300MHz/ビデオメモリ330MHz(DDR)、GeForce4 Ti 4400がコア275MHz/ビデオメモリ275MHz(DDR)となっている。チップ単体の価格は未公表だが、NVIDIAによる搭載ビデオカードの予想小売価格はGeForce4 Ti 4600が399ドル、GeForce4 Ti 4400が299ドルとなっている。 GeForce4 MXシリーズはGeForce2 MXの後継となる製品で、nViewにより複数ディスプレイのサポートが改善されたほか、アンチエイリアシング時のパフォーマンス強化が図られている。コア/ビデオメモリクロック、サポートするメモリの種類の違いで3製品が用意されており、GeForce4 MX 460が300/275MHz(DDR SDRAM)、GeForce4 MX 440が270/200MHz(DDR SDRAM)、GeForce4 MX 420が250/166MHz(SDRAM)となっている。チップ単体の価格は未公表だが、NVIDIAによる搭載ビデオカードの予想小売価格はGeForce4 MX 460が149ドル、GeForce4 MX 440が129ドル、GeForce4 MX 420が99ドルとなっている。 GeForce4 GOシリーズはノートPC向けビデオチップのGeForce2 GOの後継となる製品。GeForce4 MXと同じコアアーキテクチャを採用しており、nViewによるマルチディスプレイサポートの改善、アンチエイリアシング時のパフォーマンス強化が図られている。MAP(Mobile Agp Package)というBGA基板の上にBGAのDRAMチップとGPUを搭載したパッケージのほか、従来と同じ単体のチップとしても提供される。メモリバスが128bitでMAP時には最大64MBまでを搭載できるGeForce4 440 GOと、メモリバスが64bitで最大32MB(MAP時)まで搭載できるGeForce4 420 GOの2製品が投入される。 既に米国東芝がSatellite 5005-s507というモデルで、GeForce4 440 GO(ビデオメモリ32MB)を搭載した製品を投入しており、オンラインショップを通じて購入することが可能になっている。
(2002年2月6日) [Reported by 笠原一輝@ユービック・コンピューティング] | I |
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