4月より順次発売予定

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　富士写真フイルム株式会社は、ISO 1600の高感度撮影と、VGA(640×480ピクセル)/30fpsの動画撮影が可能な、第3世代スーパーCCDハニカムを搭載したデジタルカメラ2機種を開発した。

■光学6倍ズーム搭載のFinePix S602

　CCDに1/1.7インチ、原色フィルター採用の有効画素数310万画素の第3世代スーパーCCDハニカムを搭載。記録画素数は2,832×2,128/2,048×1,536/1,280×960/640×480ピクセル。撮影感度はISO 160～1600(標準はISO 200)。また、VGAサイズ/30fpsの動画撮影が可能。コーデックはMotion JPEGで、音声はモノラル。

　レンズは光学6倍ズームの「スプレンディッシュ」を搭載。デジタルズームと組み合わせると、最大約26.4倍ズームが可能になる。35mm換算で35～210mm、F値は2.8～11.0(13段切り換え)。最短1cmのマクロ撮影も可能。

　ファインダーは0.44インチの18万画素カラー液晶で、1.8インチの低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイも備える。

　外部AFセンサーとCCD AFによる「ハイスピードツインAF」により、合焦を高速化したとしている。連写機能は2,823×2,128ピクセルでは約0.2秒間隔/最大4コマ、1,280×960ピクセルでは約0.6秒間隔/最大40コマ。シャッターボタンを押し続けると約0.2秒間隔で連写し続け、ボタンを離した時点で最後の5コマを記録する「サイクル連写」機能も搭載する。

　スマートメディアスロットと、CF Type2スロットを備える。CFスロットはmicrodriveに対応。電源は単3乾電池4本で、アルカリ電池とニッケル水素電池に対応する。PCとの接続インターフェイスはUSB。

　本体サイズは121×97×81.5mm(幅×奥行き×高さ)、電池とスマートメディアを含まない重量は約500g。現在開発中のため、付属品等の詳細は未定。

ストロボを内蔵	スマートメディアスロットとmicrodriveスロットを備える	左側面にUSBコネクタなどがある

■レンズ交換式一眼レフのFinePix S2 Pro

　CCDに有効画素数617万画素、APSフィルムサイズ(23×15.5mm)、原色フィルタ採用の第3世代スーパーCCDハニカムを搭載。記録画素数は4,256×2,848/3,024×2,016/2,304×1,536/1,440×960ピクセル。撮影感度はISO 100～1600。

　シャッターは縦走行のフォーカルプレーンで、シャッタースピードは最高1/4,000秒。マウントはS1 Proと同様にニコンFマウントだが、S1 Proでは非対応だったAF-S、AF-VRレンズにも対応した。

　光学ファインダーのほか、1.8インチの低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイも装備。そのほか、秒間2コマ/最大7コマの連写機能、RAWデータ記録機能、ガイドナンバー12/照射角28mmの内蔵ストロボを備える。

　スマートメディアスロットと、CF Type2スロットを搭載する。CFスロットはmicrodriveに対応。電源は単3乾電池4本(アルカリ電池とニッケル水素電池に対応)または3Vリチウム電池2本。PCとの接続インターフェイスはUSBとIEEE 1394。

　本体サイズは141.5×79.5×131mm(幅×奥行き×高さ)、ボディのみの重量は約760g。現在開発中のため、付属品等の詳細は未定。

□富士フイルムのホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
□ニュースリリース(FinePix S602)
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj868.html
□ニュースリリース(FinePix S2 Pro)
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj869.html

(2002年1月30日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]