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マイクロソフト、「Encarta 総合大百科2002」日本語版
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2月22日発売
標準価格:オープンプライス
連絡先:カスタマーインフォメーションセンター
Tel.03-5454-2300
マイクロソフト株式会社は、マルチメディア百科事典ソフト「Microsoft Encarta 総合百科 2002」を2月22日より発売する。DVD版とCD-ROM版が用意され、価格はオープンプライス。推定小売価格は28,800円。収録項目数が若干少ない廉価版「Microsoft Encarta 百科事典 2002」も用意され、価格はオープンプライス。推定小売価格は15,800円。
新たに3Dバーチャルツアー機能が追加された。3Dバーチャルツアーは、世界各地の現存しない、または、部分的にしか存在しない遺跡や歴史的建造物を、フルポリゴンでモデリングし、内部を自由に散策できる機能。モデリングデータと現存の写真を比較して閲覧することもできる。
多層構造になっている建造物もきちんと再現されており、自分で移動するだけでなく、各ポイントごとに直接移動できる機能ももつ。収録されている遺跡は以下のとおり。
・安土城(日本)百科事典には約40,000点の項目を収録。それらの項目に関連する動画や写真、各地の名所を360度の視点で見渡せるパノラマビューなど、約25,000点のマルチメディアデータも収録されている。また、各項目には、Encarta編集部が推奨する関連Webサイトのリンクが掲載されており、インターネットへのポータルとしても利用できる。
発表会場では、サッカーのワールドカップ開催にちなみ、「韓国」を検索、主要な関連項目のほか、地図や国歌の試聴なども行なえることをデモした。
Encarta 総合百科の起動直後 | 「韓国」を検索して表示された項目 |
3Dバーチャルツアーに収録されている安土城 |
今回のEncartaでは、インターネットとの連携も強化され、世界約750都市の気象情報や、約100カ国・地域のラジオ放送を、インターネットを通じてリアルタイムで視聴可能になっている。
また、インターネット経由でEncartaの内容を随時アップデートする「エンカルタアップデート」機能も搭載された。従来のバージョンに搭載されていた「イヤーブック」機能では、既存の項目に、追加された文章へのリンクが追加されるのみだったが、エンカルタアップデートでは、項目の本文そのものに加筆・修正をし、直接更新することが可能になった。また、グラフなどの資料も追加できる。
マイクロソフトでは、Encartaの編纂に関して、用語の新しさに重点を置いているとし、現在のように毎年アップデートしていても、足りないという。エンカルタアップデートを搭載することで、項目自体を随時更新し、最新の情報をユーザーに提供できるとしている。ただし、アップデートされる内容は、記事や関連する写真、グラフなど1~2MB程度で提供できるもので、3Dバーチャルツアー用のデータなどが追加される予定は無いという。
そのほか、3Dで描かれた地球儀上で、さまざまな統計データや地理情報を表示・閲覧可能な「ダイナミック地球儀」や国語・英和・和英・英英4冊分の辞書データを搭載したBookshelf 3.0も付属する(総合百科事典のみ)。
なお、DVD版のみ、あらかじめ用意された地図上を飛行できる「バーチャルフライト」機能が搭載されるが、CD-ROM版には搭載されない。
マイクロソフトでは、1月21日から5月31日までの間、Encarta 百科事典 2002の体験版提供プログラムを実施する。先着20,000名には無償で、その後は実費800円の有償で体験版を提供する。
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/ms.htm
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/012102ect.htm
□製品情報
http://www.microsoft.com/japan/reference/ers/
(2002年1月21日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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