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伸縮性を持つ透明な導電性プラスチック、米スタンフォード大が開発

 米スタンフォード大学は10日(現地時間)、導電性ポリマーに高い伸縮性を付与する手法を発表した。用いられる導電性ポリマーは既知の物だが、界面活性剤の一種を添加することで導電性を向上させるばかりか、非常に高い伸縮性を獲得することが明らかになった。

 用いられたのはPEDOT:PSSというよく知られた導電性ポリマーで、優れた電気的特性を持つものの、半結晶を形成してしまうため大きく伸長させることはできないという欠点があった。

 研究チームは20種類以上の添加物の検討を通じ、界面活性剤の一種がこのポリマーの半結晶化を防ぐことで柔軟さを付与し、元の8倍もの伸長を可能にすることを発見。加えて導電性を向上させることも判明し、発表画像の通り、極めて柔軟で薄い導電性フィルムの製造を可能とした。

 ブレイン・マシン・インターフェースなど、生体への電子機器の適用という文脈において、日内で体積の変わる脳などの臓器への生体適合性が課題となっており、同研究はそのような用途への応用が期待されている。