イベントレポート

Dell、Inspironブランド初のゲーミングデスクトップはRyzen搭載機

~599ドルからの価格帯で、高い拡張性も確保

「New Inspironゲーミングデスクトップ」

 米Dellは30日(台湾時間)、COMPUTEX TAIPEI 2017に合わせて新製品発表会を開催した。いずれもAMDのCPU/GPUを採用しており、そのうちの1機種はコンシューマ向けの「Inspiron」ブランドで初となるゲーミングデスクトップだ。同社はALIENWAREブランドでゲーミングPCを展開しているが、その専門知識を活かしつつミドル~ハイクラス向けに手頃な価格帯を実現するゲーミング製品Inpironブランドでも増やしつつある。

 今回発表の「New Inspironゲーミングデスクトップ」は、ミニタワー型のデスクトップで、CPUにはAMD Ryzenを採用し、最小構成で599ドルという価格帯を実現する。詳細な仕様と価格はまだ公開されていないが、最上位構成と思われる発表会の展示機は、8コア/16スレッドRyzen 7 1700X、メモリ32GB、HDD 1TB、SSD 256GB、Radeon RX 580、DVDスーパーマルチドライブと、ハイエンドな仕様となっており、VRがスムーズに動作する様子もデモされていた。

 インターフェイスは、USB 3.0×7(うち1つはType-C)、USB 2.0×4、SDカードスロット、Ethernet、Waves MaxxAudio Pro対応7.1chオーディオなどを装備。PS/2×2をあえて装備するのもゲーマー向けへの配慮が見られる。内部には3.5インチベイ×5を搭載し、ストレージのさらなる拡張もできる。

サイズはミニタワー
前面にヘッドフォン、USB、SDカードスロットを装備
電源ボタンは上部に配置
背面インターフェイス。PS/2も装備
展示機はRyzen 7 1700X、メモリ32GB
Radeon RX 580、HDD 1TB、SSD 256GB
展示機のキーボードはROCCAT製
マウスもROCCAT製