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パナソニック、Broadwell搭載でバッテリ駆動時間を延長したLet'snote春モデル

「Let'snote MX4」

 パナソニックは、ノートPC「Let'snote」シリーズの2015年春モデルを1月23日より順次発売する。価格はオープンプライス。

 2015年春モデルは全機種を刷新。「Let'snote MX4」、「Let'snote LX4」、「Let'snote SX4」は、1月に発表されたBroadwellを搭載することで、CPU性能を高め、バッテリ駆動時間も延長させた。2014年秋モデルとして登場した「Let'snote RZ4」については同名シリーズで継続するが、CPUを上位モデルへ更新する。

 ソフトウェア面では、Let'snote RZ4の2014年秋冬モデルに搭載された、選択ウインドウのみを外部ディスプレイへ出力するなど画面/情報共有を簡易化する「画面共有アシストユーティリティ」を全モデルへ展開。また、無操作時に手のひらが当たりやすい部分のタッチパッドを無効化することでカーソル誤操作を防ぐ「タッチパッド誤操作防止ユーティリティ」を、角形のタッチパッドを搭載するMXシリーズ、LXシリーズにも搭載した。

Let'snote MX4

「Let'snote MX4」

 「Let'snote MX4」は、フルHD(1,920×1,080ドット)/タッチ対応12.5型液晶を搭載する、光学ドライブを内蔵可能な液晶回転型2-in-1デバイス。店頭向け4モデル、Web販売向け7モデルを1月23日に発売する。

 CPUにBroadwellのCore i5-5200U(2.2GHz、ビデオ機能内蔵)またはCore i7-5500U(2.4GHz、同)を採用することで、バッテリ駆動時間をJEITA測定法2.0で約9.5時間から約11時間(2014年秋冬モデルから春モデル、以下同)、JEITA測定法1.0で約14.5時間から約15.5時間へ伸ばした。

 店頭モデルは、全機種共通でメモリ8GB、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LANなどを搭載。本体サイズは301.4×210×21mm(幅×奥行き×高さ、クラムシェル利用時)。本体色はシルバー。

 「CF-MX4HDQJR」は、Core i5-5200U、SSD 128GB、光学ドライブなし、Windows 8.1 Update、Officeなし、重量約1.118kgの仕様で、税別店頭予想価格は19万5千円前後。

 「CF-MX4HDFJR」は、Core i5-5200U、SSD 128GB、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 8.1 Update、Officeなし、重量約1.198kgの仕様で、税別店頭予想価格は20万円前後。

 「CF-MX4HDGJR」は、Core i5-5200U、SSD 128GB、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 8.1 Update、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービス、重量約1.198kgの仕様で、税別店頭予想価格は22万5千円前後。

 「CF-MX4JDYBR」は、Core i7-5500U、SSD 256GB、BDドライブ、Windows 8.1 Pro Update、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービス、重量約1.238kgの仕様で、税別店頭予想価格は30万円前後。

 パナソニックストアで販売されるWebモデルでは、vPro対応のCore i5-5300U(2.3GHz、同)、Core i7-5600U(2.6GHz、同)や、SSD 512GB、Windows 7 Professional(ダウングレード)、Xi(LTE)モデルなどを搭載したモデルも販売される。モデルにより、シルバーとブラックの本体色が用意されるほか、天板をライジングレッド、サンダーブルーに交換することも可能。

Let'snote LX4

「Let'snote LX4」

 「Let'snote LX4」は1,600×900ドット表示対応14型液晶を搭載するノートPC。店頭、Web直販ともに1月23日に発売する。

 CPUをCore i5-5200UまたはCore i7-5500Uへ変更。Windows 8.1 Pro搭載モデルのバッテリ駆動時間は、バッテリパック(S)を標準搭載するCore i5モデルがJETIA測定法2.0で約6時間から約7時間、JEITA測定法1.0で約9.5時間から約10時間。バッテリパック(L)を標準搭載するCore i7モデルはJEITA測定法2.0で約14時間から約16時間、JEITA測定法1.0で約22時間から約23時間へ、それぞれ延長した。

 店頭モデルは全機種共通で全機種共通でメモリ8GB、Office Home & BusinessプラスOffice 365サービス、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LANなどを搭載。本体サイズは333×225.6×24.5mm(同)。本体色はシルバー。

 「CF-LX4HDABR」は、Core i5-5200U、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 8.1 Pro Update、バッテリパック(S)、重量約1.31kgの仕様で、税別店頭予想価格は20万円前後。同ハードウェア仕様で、OSをWindows 7 Professional(ダウングレード)へ変更した「CF-LX4HDAWR」も、同じく税別20万円前後で販売される。

 「CF-LX4JD9BR」は、Core i7-5500U、SSD 256GB、BDドライブ、Windows 8.1 Pro Update、バッテリパック(L)、重量約1.395kgの仕様で、税別店頭予想価格は28万5千円前後の見込み。

 Webモデルでは、vPro対応のCore i7-5600Uを搭載。HDD 750GB、光学ドライブレス、SSD 512GB、SSD+HDD構成、Xi(LTE)搭載などのモデルが用意される。本体色はモデルによりシルバーとブラックをラインナップする。

Let'snote SX4

「Let'snote SX4」(Core i7モデル、ブラック)
「Let'snote SX4」(Core i5モデル、シルバー)

 「Let'snote SX4」は、1,600×900ドット表示対応12.1型液晶を搭載するノートPC。店頭、Web直販ともに1月23日に発売。

 CPUをCore i5-5200UまたはCore i7-5500Uへ変更したことでバッテリ駆動時間を延長。例として、Core i5/バッテリパック(S)/Windows 8.1 Pro搭載モデルの場合、JEITA測定法2.0で約8時間から9時間、JEITA測定法1.0で約12.5時間から約13時間へ。Core i7/バッテリパック(L)/Windows 8.1 Pro搭載モデルの場合、JEITA測定法2.0で約18時間から約20時間、JEITA測定法1.0で約29時間から約30時間へ伸びた。

 店頭モデルは全モデル共通で、メモリ8GB、DVDスーパーマルチドライブ、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LANなどを搭載。本体サイズはバッテリパック(S)装着時が295×197.5×25.4mm(同)、バッテリパック(L)装着時が295×216.2×25.4mm(同)。本体色はCore i5搭載モデルがシルバー、Core i7搭載モデルがブラック。

 「CF-SX4HDPBR」は、Core i5-5200U、HDD 750GB、Windows 8.1 Pro Update、Office Home & BusinessプラスOffice 365サービス、バッテリパック(S)、重量約1.19kgの仕様で、税別店頭予想価格は21万5千円前後。同じハードウェア仕様で、OSをWindows 7 Professional(ダウングレード)へ変更した「CF-SX4HDPWR」も同じく税別21万5千円前後の見込み。

 「CF-SX4JDTBR」は、Core i7-5500U、SSD 256GB、Windows 8.1 Pro Update、Officeなし、バッテリパック(L)および(S)付属、重量約1.38kg(Lバッテリ)/約1.17kg(Sバッテリ)の仕様で、税別店頭価格は24万円前後の見込み。

 同ハードウェア仕様で、Office Home & BusinessプラスOffice 365サービスを搭載する「CF-SX4JDYBR」(Windows 8.1 Pro Update)、「CF-SX4JDYWR」(Windows 7 Professional/ダウングレード)は、税別26万5千円前後の見込み。

 Webモデルは、vPro対応のCore i5-5300U、Core i7-5600Uを搭載。HDD 750GBやハイブリッドHDD 1TB、SSD 512GB、Xi(LTE)搭載などのモデルが用意される。本体色はモデルによりシルバーとブラックをラインナップする。

Let'snote RZ4

「Let'snote RZ4」(シルバー)
「Let'snote RZ4」(ブルー&カッパー)
「Let'snote RZ4」(タブレットモード時)

 「Let'snote RZ4」は、2014年秋冬モデルでデビューし、約745gという2-in-1デバイスとして世界最軽量が話題となった、1,920×1,200ドット(WUXGA)表示/タッチ対応10.1型液晶回転型2-in-1。店頭、Web直販ともに2月13日に発売される。

 製品名は「RZ4」を継続するが、店頭モデルはCPUをCore M-5Y31へ更新。CPUの動作クロックがベース900MHz、最大2.4GHzへ引き上げられるほか、GPUのベースクロックも100MHzから300MHzとなり高性能化する。バッテリ駆動時間は従来モデルと変わらず、JEITA測定法2.0で約10時間、JEITA測定法1.0で約14時間。本体サイズは250×180.8×19.5mm(同)。

 メモリ4GB、SSD 128GB、Windows 8.1 Updateを搭載するモデルは、Officeなし、本体色シルバーの「CF-RZ4JDDJR」が税別17万円前後。Office Home & BusinessプラスOffice 365サービス、本体色ブルー&カッパーの「CF-RZ4JDEJR」が税別20万円前後。同じくOffice搭載で本体色シルバーの「CF-RZ4JDFJR」が税別19万5千前後の見込み。

 メモリ8GB、SSD 256GB、Windows 8.1 Pro Update、Office Home & BusinessプラスOffice 365サービスを搭載するモデルは、本体色シルバーの「CF-RZ4JDLBR」と、ブルー&カッパーの「CF-RZ4JDMBR」の2モデル展開。税別店頭予想価格はそれぞれ24万5千前後、25万円前後の見込み。

 Webモデルは、下位モデルにCore M-5Y10c(800MHz)を搭載するほか、vPro対応のCore M-5Y71(1.2GHz)を搭載するプレミアムモデルを用意。SSD 512GBやXi(LTE)を搭載するモデルがラインナップされる。Let'snote専用の回線プランも引き続き提供する。

 さらに天板のカスタマイズメニューでは、従来から提供されているライジングレッド(プレミアムモデルのみ)、サンダーブルー、ハーモニックブルー、シルバーダイヤモンド、ジェットブラックに加え、新色のウォームゴールドを用意する。

パナソニックストアで提供される天板のカラーバリエーション

(多和田 新也)