富士通、女性でも持ちやすい幅126mmの8型Windowsタブレット

「ARROWS Tab QH33/S」

　富士通株式会社は9日、8型Windows 8.1タブレット「ARROWS Tab QH33/S」を発表した。発売時期は11月下旬。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後の見込み。

　本体サイズが126×215×9.9mm(幅×奥行き×高さ)と、8型タブレットとしては幅が小さいのが特徴。これは、手のひらの窪みに端末の角を当てて親指の根元で端末を挟んで利用することを想定した場合、女性が持った場合でも最低2本の指が本体の中央より反対側に来るためには127.2mm以下が望ましいという人間工学的な観点で設計されたもので、その理論値よりも小さい126mmを実現したものとなる。さらに凹凸のある表面とすることでグリップしやすいデザインにもしている。重量は約390g

　また、省電力モードの切り替えや、無線LANオン/オフ、画面輝度などの切り替えを行なえる「ステータスパネル」を起動するためのハードウェアスイッチも装備する。

　OSはWindows 8.1 with Bing(32bit)を採用し、Office Home and Business 2013を搭載。そのほかに、広辞苑や和英/英和などの電子辞書をプリインストールする。クラウド連携機能の「My Cloud」にも対応。

　主な仕様は、CPUにAtom Z3735F(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、ストレージ64GB、1,280×800ドット表示対応8型光沢液晶を搭載。インターフェイスやセンサーは、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面約126万画素/背面約500万画素カメラ、microSDカードスロット、Micro USB、Micro HDMI出力、音声入出力、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー、ジャイロセンサーを備える。

　バッテリは20Whで、駆動時間はJEITA 2.0測定法で約10.5時間、JEITA 1.0測定法で約12時間。充電はMicro USB経由で行なう。