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いよいよ日本でSurfaceを発売か?
~日本マイクロソフトがティザー広告を都内で開始
(2013/2/25 00:15)
いよいよ日本にも、Surfaceが上陸することになりそうだ。日本マイクロソフトは2月25日、都内数カ所でSurfaceのティザー広告の掲示を開始した。広告は、今後、Surfaceの日本での発売を予感させる内容となっている。
掲示したのは、銀座の松屋銀座、渋谷のQFRONT、東京スカイツリーなど数カ所。いずれも、「Surface」の文字とともに、タブレットであるSurfaceの表示部と、オプションで提供されるキーボード部をイメージしたデザインが描かれている。
また、広告には、「ハマる、タブレット。」のキャッチフレーズが書かれている。米国では、“Click in.”をキャッチフレーズに使用していたが、これは本体と、カバーとなるキーボード部とを接続させて利用するというSurfaceならではの特徴を示したものだった。今後、日本国内市場向けのマーケティング戦略には、「Click in.」の代わりに、「ハマる、タブレット。」が使われることになりそうだ。
Microsoftは、米国でSurfaceを投入する際にも、ニューヨークなどの主要都市においてティザー広告を掲示した経緯がある。今回、銀座などに掲示されたティザー広告もこれと同じ内容となっている。日本マイクロソフトによると、「現時点では、ティザー広告以上の詳細についてはお話しできない」としているが、今回のティザー広告は、いよいよ日本においても、Surface投入を宣言するものになったのは確かだといえよう。
また、今日からの都内数カ所での掲示に加えて、今後は、さらに掲示場所を増加。都内以外での展開も検討している模様だ。
Surfaceは、Microsoftが開発した同社初のタブレットPCで、これまでPC本体の開発をしてこなかった同社が、自社ブランドでPCハードウェア事業に乗り出した初の製品として、世界的に注目を集めていた。
2012年10月26日のWindows 8発売にあわせて、Windows RT搭載版を、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、中国、香港、オーストラリアで発売。1月22日には、スペイン、イタリア、オーストリア、ノルウェー、ポルトガルなど欧州13カ国でも発売し、現在、21カ国で販売している。また、2月9日には、Windows 8 Pro搭載版を米国およびカナダで発売。現時点では販売を2カ国だけに限定している。日本市場への投入については、米本社が昨年から投入を検討してきたが、これまでは発売には至っていなかった。
今回掲示されたティザー広告だけでは、日本で発売するSurfaceがWindows RT搭載版か、Windows 8 Pro搭載版かはわからない。日本では、数多くの国内PCメーカーが参入しているのが他国にはない大きな特徴。Windows 8発売時点では、13社から250機種以上のWindows 8搭載PCが発売されており、これは全世界で1,000機種以上が発売されたとしていたことから逆算すると、約4分の1が日本に集中していたともいえる。
Surfaceの日本での投入は、PCメーカーとは違う観点でのWindows搭載製品が新たに投入されることになり、ユーザーにとっては、さらに選択肢が広がることになるともいえよう。