エレコム、ハギワラシスコムの事業譲受で基本合意

6月24日 発表



 エレコム株式会社は24日、株式会社ハギワラシスコムと事業譲渡基本合意書を締結することを取締役会で決議したと発表した。

 ハギワラシスコムは3月に民事再生手続きを申請し、5月27日付けでエレコムとスポンサー契約を締結。エレコムへの事業譲渡について協議してきた。エレコム側は、ハギワラシスコムのストレージ、フラッシュメモリに関する技術力や開発力、販売網をエレコムグループで活用することで事業が発展すると判断し、今回の基本合意に至った。

 事業譲受の内容は、アミューズメント向けを除く産業機器向けストレージの製造と販売、コンシューマ向けフラッシュメモリ製品の製造と販売の一部、製造装置に関する危機管理サービス事業の一部。詳細については内容を精査し、事業譲渡契約の締結までに決定するとしている。

 今後のエレコムの予定は、7月中旬に事業譲受のための子会社を設立し、7月29日に契約を締結。8月1日に事業譲渡を行なう日程になっている。

(2011年 6月 28日)

[Reported by 山田 幸治]