ハギワラシスコム、エレコムと事業譲渡に向けて協議

5月27日 発表



 株式会社ハギワラシスコムは27日、株式会社エレコムへ事業の全部または一部を譲渡することに向けて協議していくことで合意し、この協議を内容とするスポンサー契約を締結したと発表した。

 ハギワラシスコムは、売上不振などで経営困難に陥り、2011年3月31日に民事再生法の適用を申請し、4月8日に名古屋地方裁判所から再生手続開始の決定を受けていた。

 エレコムは、PCおよびデジタル機器関連製品の開発/製造/販売の事業を展開しているが、ハギワラシスコムが保有するストレージおよびフラッシュメモリに関する技術力、開発力、販売網を活用することにより、譲受対象事業のさらなる発展、既存事業の拡大、シナジー効果による新製品開発/新規事業の展開の効果が見込めると判断し、合意に至ったという。

 なお、事業譲渡の内容については未定だが、時期については6月30日に契約を締結する予定としている。

(2011年 5月 30日)

[Reported by 劉 尭]