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レノボが新しいスタイルの海の家「Lenovo House Beach Marche」を提供

~日本未発表のテーブルPC「Horizon 2」の展示も

「Lenovo House Beach Marche」の外観。外のカウンターでは、ドリンクやかき氷風スイーツ「グラッタケッカ」などを注文できる

 7月1日から8月31日までの期間限定で、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場において、新しいスタイルの海の家「Lenovo House Beach Marche」(レノボ・ハウス ビーチマルシェ、以下、ビーチマルシェ)の営業が行なわれている。

 頭にレノボを冠していることから分かる通り、ビーチマルシェはレノボ・ジャパンが提供しているもので、同社がワールドワイドで展開している若者向けのマーケティング施策の一環となる。すでに、営業を開始して2週間近くが経過しているが、7月12日に、報道関係者向けイベントが開催されたので、その様子を紹介したい。

タブレットを使って、テーブルから注文が可能

 ビーチマルシェは、フードやドリンク、ロッカーやシャワーなどが有料で提供される海の家だが、レノボがプロデュースしていることもあり、従来のものとは少々違った新しいスタイルの海の家となっている。

 まず、各テーブルに、レノボ・ジャパンのタブレット端末「YOGA TABLET 8」が置かれており、フードやドリンクなどの注文はすべてこのタブレットを使って行なうことができる。注文システムには、トゥ・ステップが開発した「Wonder Order」が採用されており、分かりやすいユーザーインターフェイスで直感的に利用できる。タブレットでは、Webブラウザや電子書籍リーダーなどのアプリを利用することもでき、電子書籍や音楽などのコンテンツを楽しんだり、ネットサーフィンを行なって、調べたいことを検索するといった使い方も可能だ。

 さらに、ビーチパラソルレンタルサービス(1,300円/1日)の利用者にも、防水カバー入りのYOGA TABLET 8が無料で貸し出され、ビーチパラソルの中から、直接ドリンクやフードを注文できる。もちろん、注文したドリンクやフードはスタッフが直接パラソルまで届けてくれる。注文するためにわざわざ行列に並ぶ必要がないのでありがたい。

 提供されるフードやドリンク、デザート類も、焼きそばや焼きトウモロコシ、焼きイカなどといった、海の家でありがちな物とは一線を画している。鎌倉市が南仏のニースと姉妹都市の提携を結んでいることを意識して、南仏料理を海の家風にアレンジしたフードを提供しているのだ。

 このフードの監修は、美容料理研究家のYoko Komiyamaさんが行なっており、日本ではまだあまり見慣れない、トマトソースを使わないピザ「タルトフランベ」や、由比ヶ浜初となるかき氷風スイーツ「グラッタケッカ」など、フードにも力が入っている。

 筆者も実際にいろいろ試食してみたが、海の家で食べられる料理とは思えないレベルの高さで、これは大きな魅力になると感じた。また、バーベキュー(BBQ)の設備も用意されており、1名あたり3,000円または4,000円で炭火焼BBQを楽しむこともできる(BBQは4名以上で、電話予約が必要)。

取材日の天気はまずまずで、海水浴場には多くの客が来ていた
ビーチマルシェの中の様子。ロッカースペースやシャワースペースもある
各テーブルにYOGA TABLET 8が置かれており、画面をタッチすることでフードやドリンク類の注文が可能だ
注文システムには、トゥ・ステップが開発した「Wonder Order」が採用されている。インターフェイスも分かりやすい
メニューから選んで、「注目確定」をタップすれば、注文が完了する
YOGA TABLET 8では、注文を行なうほかに、電子書籍や音楽などのコンテンツを楽しむことやネットサーフィンを行なうこともできる
ビーチパラソル(1,300円/1日)やビーチベッド(1,000円/1日)のレンタルサービスも行なっている。ビーチパラソル利用者にはYOGA TABLET 8が貸し出され、パラソルでくつろぎながら、ドリンクやフードの注文が可能
YOGA TABLET 8は防水防塵仕様ではないため、ビーチパラソル利用者には、防水カバー入りで貸し出される
ビーチパラソルの下で、コンテンツを楽しむこともできる
厨房そばには、YOGA TABLET 10があり、注文状況を確認できる。注文が届くと、左のプリンタから注文票が出力される
このように注文票が出力されるので、それを元に厨房で調理が行なわれる
フードメニューの監修を行なった美容料理研究家のYoko Komiyamaさん
マルシェメニュー。南仏をイメージしたお洒落なフードメニューも魅力の1つ
こちらはヨーロッパのかき氷風スイーツ「グラッタケッカ」のメニュー。マンゴー、ベリー、コーヒーの3種類がある
ドリンクも、ビールやクランベリージュース、マンゴージュース、各種カクテルなど、非常に充実している
南仏風ガーリックトマトシュリンプのライスプレート(1,200円)
ニース風チキンカレーのライスプレート(1,200円)
バジル焼きそば(1,000円)
スモークサーモンとクリームチーズのタルトフランベ(1,200円)。トマトソースを使わないピザに似た料理だ
グラッタケッカ。手前がベリーで、奥がマンゴー(どちらも500円)。氷はやや粗い印象で、フラッペに近い
こちらはコーヒーのグラッタケッカ。Yoko Komiyamaさんお勧めだそうだ
BBQ用の機材も用意されており、BBQプラン(1人3,000円または4,000円)を利用できる

若者にもっとデジタルデバイスを活用してもらいたい

 報道関係者向けにプレゼンが行なわれたが、その中で、レノボ・ジャパン株式会社執行役員専務 コンシューマ事業担当の留目真伸氏は、日本のデジタルライフの現状について「レノボはPC業界で世界第1位のシェアを獲得しており、今後も難しいと言われているコンシューマ事業についても、積極的に取り組んでいきたい。1990年代は日本はITの活用度において、世界の先端を行っていたが、現在は諸外国に比べて若者のIT活用度が低下しているというのが現実だ。例えばタブレットの普及率も18%程度に留まっている。そうした中で、ITやデジタルデバイスをもっと生活の中で身近に感じて欲しいという願いを込めて、若者向けのマーケティング活動に力を入れている。オリンピックが開催される2020年を目標に、日本のITレベルをもう一度世界最高にしたい」と語った。

 それを受けて、今回のビーチマルシェの責任者であるレノボ・ジャパン株式会社マーケティング部の松本達彦氏は、レノボが海の家をプロデュースした理由について、「レノボはワールドワイドで若者に向けたマーケティング施策を行なっており、例えば、冬はスノボイベントをサポートしている。若者が集まる場所に、これからもどんどん出ていきたいと考えており、夏はやはり海だろうということで、海の家を企画した」と語った。

 また、木のテーブルには、USB充電用端子が5つ用意されており、スマートフォンやデジタルカメラなどのUSB充電対応機器を自由に充電できるサービスが用意されていることも嬉しい。

報道関係者向けにデジタルライフの方向性やビーチマルシェを手がけた理由などのプレゼンが行なわれた
左がレノボ・ジャパン株式会社マーケティング部の松本達彦氏、右がレノボ・ジャパン株式会社執行役員専務 コンシューマ事業担当の留目真伸氏
木のテーブルには、USB充電用端子が設けられている
このように、USB充電に対応したスマートフォンやデジカメなどの充電が可能だ

日本未発表のテーブルPC「Horizon 2」を体験できる

 さらに、ビーチマルシェでは、日本未発表のテーブルPC「Horizon 2」が1台、期間は未定だが、自由に使える状態で設置されている。Horizon 2は、27型液晶を採用した巨大なタブレット型PCで、専用スタンドにセットすることで、テーブルPCとして使うことが可能だ。

 レノボ・ジャパンでは昨年(2013年)11月に20型液晶採用の「Flex 20」を発売していたが、Horizon 2は上位モデルとなる製品。CES 2014で出展されていたが、日本でのお披露目はこのビーチマルシェが初となる。

 なお、日本での投入も検討されているが、発売時期や価格、スペックなどは未定とのことである。Horizon 2は、独自ランチャーの「Aura」が搭載されており、本体を取り囲んだ複数の人による操作がしやすいように設計されている。Android端末との連携機能もあり、Andorid搭載スマートフォンやタブレットで撮影した映像を、スワイプ操作でHorizon 2に転送して閲覧することなどが可能だ。また、Horizon 2はバッテリを内蔵しており、2時間半程度の駆動が可能である。

 ビーチマルシェでは、主にゲームなどでHorizon 2を活用してもらいたいとのことだが、利用者からのフィードバックにも期待しているとのことだ。Horizon 2の設置はあくまで期間限定で、8月31日まで置かれているというわけではないようだが、興味のある方は問い合わせてみてはいかがだろうか。

日本では未発表のテーブルPC「Horizon 2」。期間未定だが、ビーチマルシェに置かれるという
Horizon 2は、専用スタンドに装着することで、このようにテーブルのようにして利用できる
Horizon 2の背面。スタンドの角度は自由に調整できるが、液晶を縦長にするピボット機能は用意されていない
Horizon 2には、パドルスティックが付属する
「Aura」と呼ばれる独自ランチャーがプリインストールされている。リング状のインターフェイスが特徴で、本体を取り囲む多数の人による操作が可能
Horizon 2を水平にしたところ。かなり薄い
Horizon 2の左側面。HDMI出力やUSB 3.0×3、マイクヘッドホン端子などが用意されている
パドルスティックを使って、エアホッケーゲームをプレイしている様子

夏休み自由研究イベントやビーチクリーン&ビーチヨガなども開催

 ビーチマルシェでは、単に海の家としての営業が行なわれるだけでなく、立地を活かしたさまざまなイベントが開催される予定だ。まず、7月18日(金)から8回に渡ってビーチクリーン&ビーチヨガ体験が開催される。参加費用は1人あたり2,000円で、マクロビオティックの朝食が付く。ヨガは7時半から8時半までの1時間、その後30分かけてビーチの清掃を行ない、9時から朝食というスケジュールである。ヨガマットは用意されるので、特別な用意は不要だ。こちらはすべて電話での事前予約が必要となる。ビーチヨガのヨガは、もちろん、YOGA TABLETのYOGAともかけているそうだ。

 7月23日(水)には、鎌倉花火大会が開催されるが、ビーチマルシェの立地は、花火を鑑賞するにはまさに一等地である。そこで、コース料理とフリードリンクがセットの、花火鑑賞プランが用意されている。定員は40席で、料金は1人あたり13,000円となる。こちらも事前の電話予約が必要で、予約は2名から可能である。

 また、8月11日(木)の14時から、水族館プロデューサーの新野大氏を講師とした小学生向けイベント「磯の生き物をさがしてみよう」&「シラス干しに混じっている『へんな生き物』をさがそう」が行なわれる。このイベントは、定員20名で、対象は小学生、参加費用は無料(ソフトドリンク付き)となっている。こちらも電話での事前予約が必要となるが、夏休みの自由研究にもぴったりであろう。

 さらに、8月2日(土)、8月9日(土)、8月16日(土)の3日間にわたって、アコースティックライブが開催される。これは、ビーチマルシェの施設(ロッカーおよびシャワー)利用者が対象となり、参加費用は施設利用料のみで、当日の利用者80名分が埋まり次第受付終了となる。出演アーティストは8月2日がMIHIRO(マイロ)、8月9日が若旦那、8月16日がMOOMINであり、詳しいことについては、ビーチマルシェの公式サイトを見ていただきたい。

 このようにさまざまなイベントを行なうことで、地元との関わりを深め、貢献活動も積極的に行なっていきたいとのことだ。

8月11日(木)に、小学生向けイベント「磯の生き物をさがしてみよう」&「シラス干しに混じっている『へんな生き物』をさがそう」が行なわれる。中央は、その講師を務める水族館プロデューサー新野大氏
7月18日(金)から、8回にわたってビーチクリーン&ビーチヨガ体験が開催される。参加費用は1人あたり2,000円で、マクロビオティックの朝食が付く。報道関係者向けにその様子が公開された
ヨガマットは用意されるので、特に準備は不用。ヨガは7時半から8時半までの1時間、その後30分かけてビーチの清掃を行ない、9時から朝食というスケジュールだ
ビーチマルシェの入り口には、YOGA TABLETの大きなタペストリーが掲げられている
若い人にタブレットをはじめとするデジタルデバイスをもっと活用してもらいたいという願いを込めて、ビーチマルシェを運営しているとのことだ
フォトモザイクでレノボロゴを作るキャンペーンも実施されており、参加者全員にオリジナルタオルがプレゼントされる

(石井 英男)