ニュース

日本マイクロソフト、世界で唯一Windows 8.1発売イベントを開催

〜未発表含め8〜70型までのWindows 8.1デバイスが一斉展示

Windows 8.1のパッケージ
10月18日 開催

 日本マイクロソフト株式会社は18日、Windows 8.1の発売に併せ、報道向けの発表会を開催した。

 Windows 8.1はWindows 8に対するアップデートで、Windows 8ユーザーに対しては、日本時間の17日20時からWindowsストア経由で提供開始されている。それ以外のユーザーや新規ユーザーに対するパッケージ版の販売は18日から開始されている。

 日本マイクロソフトのみならず、発売日に併せた発表会を行なうことは珍しくないが、実は全世界のMicrosoftの中で、発売当日に報道向けイベントを開催するのは日本だけだという。これは、8.1が8に対するアップデートであり、完全な新製品ではないためという米国本社の意向によるものとのことだが、日本はPCメーカーが多く、さまざまな種類のデバイスが投入されるため、それらを一斉に紹介、体験してもらうため、開催の運びとなったという。

 実際、発表会最後には、日本エイサー、ASUS、NECパーソナルコンピュータ、レノボ・ジャパン、エプソンダイレクト、サードウェーブ、シャープ、ソニー、デル、東芝、パナソニック、日本ヒューレット・パッカード、富士通、マウスコンピューター、ワコムの代表者が、Windows 8.1搭載新製品を持って登壇。また、展示会場には、サイズで言うと8型から70型までさまざまなフォームファクタの製品が一堂に並べられた。その一部の製品は、未発表のもので、特に8型液晶採用のものが多く見受けられた。

発表会には、日本の主要OEM PCメーカー代表者が、自社製品を持って登場した
展示会場に並べられたWindows 8.1搭載製品
日本エイサーの8型「ICONIA W4」
8型の「Miix2」と見られるレノボ・ジャパンの未発表製品
8型の「Venue 8 Pro」と見られるデルの未発表製品
8型の「Encore」と見られる東芝の未発表製品
14型程度のレノボ・ジャパンの未発表製品。「Flex」という新ブランドになるという
11型程度のエプソンダイレクトの未発表製品
11型程度のマウスコンピューターの未発表製品「LuvPad WN1100」
70型のシャープの「BIG PAD(PN-L702B)」。Windows 8に対応

【お詫びと訂正】初出時にシャープのPN-L702Bを80型としておりましたが、70型の誤りです。また、Windows 8に対応(OS非搭載)となります。お詫びして訂正させていただきます。

 発表会ではまず日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏が、Windows 8.1を紹介。1年前に新しいWindowsを再創造すべく、既存のニーズを満たしつつ、新しいUIをWindows 8で提供したが、同社が新たに打ちだした“ラピッドリリース”戦略に基づき、これまで3〜3年半だったメジャーアップデートサイクルより遙かに短い期間で、多くの機能拡張をもたらす8.1を提供することになった。

樋口泰行社長
Windows 8.1のポイント

 続いて、同社業務執行役員Windows本部本部長の藤本恭史氏が具体的な新機能を紹介。その多くは既報のものなので、簡単にまとめると、スタート画面やタイルがよりカスタマイズ可能になった、スタートボタン(スタートティップ)の復活、Bing技術を使ったローカルとWebの統合的な検索と新しい表示方法、数々の新しい標準アプリ追加、クラウド/SkyDriveとの密接な連携、IE11搭載などがある。

 これらの特徴に加え、日本独自の拡張も加えられている。1つはIMEで、独自の辞書を搭載するほか、左右に分割され、左側に数字、右側に文字のキーを表示し、タブレットで入力しやすくなったフリック対応の新ソフトキーボードを搭載。游ゴシック/游明朝フォントという、モダンUIでより見やすいフォントの搭載、縦中横やルビ表示が改善されたIE11でのEPUB3への対応などもある。

 また、OSの機能ではないが、ストアアプリの購入に利用できる、ストアギフトカード(2,000円と5,000円)が発売されることとなった。

藤本恭史氏
スタート画面は、タイルのサイズのバリエーションが増え、デスクトップの壁紙も表示可能になった
スタート画面から上スワイプや、スタートボタンからも呼び出せるようになったアプリ一覧は、追加順やカテゴリなどで分類可能
デスクトップにスタートボタンが復活。ただし、スタートメニューは呼び出せない
設定により、起動時にデスクトップ画面を出せるようになった
チャームからの検索で、著名な場所や人物を検索すると、ローカルとWeb上の関連情報なども統合的に表示されるように。ちなみに、これには「ヒーローアンサー」という名称がある
スナップは、サイズが可変になり、最大4つまで同時表示可能に
WindowsストアのUIも一新
サッカー雑誌footballistaのアプリがWindowsストアに独占提供
日本独自の仕様も追加
Windows 8.1のパッケージ版は、アップグレードと新規インストールの両方が可能に(Vista以前は新規インストールのみ)
新たに発売されるWindowsストアギフトカード

(若杉 紀彦)