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あのかさばる12面体パッケージのCore i9-9900Kが生産終了

12面体特別パッケージ版Core i9-9900K

 Intelは5月29日(現地時間)、12面体特別パッケージ版Core i9-9900Kの生産終了を発表した。

 同CPUは国内で2018年11月に発売されたLGA1151ソケット向けハイエンド製品で、製造プロセスルール14nmのCoffee Lakeを採用。8コア/16スレッドの構成で、Turbo Boostにより最大5GHz駆動を可能とし、メインストリームの第9世代品では最上位に位置していた。パッケージが独特で、12面体の半透明ケースが使われており、そのなかにCPUが収められているという格好だが、幅が約18cm、高さは15cmほどあり、その形状から収納性が悪く、非常にかさばるという特徴があった。

 12面体特別パッケージ版Core i9-9900Kの最終注文日は6月26日、最終出荷日は7月10日となっているが、Core i9-9900Kは通常パッケージのボックス版として、残りのライフサイクルまで販売が継続される。

 既報のとおり、Intelは第10世代でComet Lakeアーキテクチャの「Core i9-10900K」を発表済み。その性能については別記事(10コア化でRyzenとどこまで渡り合える? 「Core i9-10900K」を検証)を参照されたい。