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富士通、世界初の静脈認証センサー内蔵Windowsタブレットを開発

~ARROWS Tab Q704/Hベース、ふくおかフィナンシャルに2,000台導入

2月20日 発表

 富士通株式会社は20日、世界初の手のひら静脈認証センサー内蔵タブレットを開発し、ふくおかフィナンシャルグループに2,000台導入するプロジェクトに着手したと発表した。

 富士通が開発した手のひら静脈認証センサーを世界で初めてタブレットに搭載。ハイスペックタブレット「ARROWS Tab Q704/H」をベースにカスタマイズして実現し、手のひら静脈認証により不正使用を防止する。

 ARROWS Tab Q704/Hは、第4世代Core i5プロセッサを搭載し、10時間以上の駆動が可能な12.5型ワイド液晶を搭載。タブレット利用時は省電力モードでバッテリ駆動時間を伸ばし、専用クレードル装着時はCPUの性能を高められるモードに切り替えることで、PCとタブレットを2台持つ場合と比較してトータルコストを削減できる。

 ふくおかフィナンシャルグループではこれを渉外活動用端末として活用。富士通が提供するリモートアクセスサービス「Managed Infrastructure Service FENICS II ユニバーサルコネクト」、およびXi(クロッシィ)を用いたデータ通信で、仮想デスクトップ基盤に接続。これにより端末内にデータを残さない、傍受されても暗号化されているため元のデータへの復元が難しい仕組みを実現した。

システムのイメージ

(劉 尭)