日本マックストア、640GB搭載の1U型NAS
~未発表の160GB HDDを4台搭載

MaxAttach
「NAS 4300」
12月11日発表



日本マックストア
伊藤 祐紀氏
 日本マックストア株式会社は11日、都内にて発表会を開き、同社のNAS(Network Attached Storage)「MaxAttach」シリーズの新モデル「NAS 4300」の日本語版を発表した。

 同社のプロダクトマーケティングスペシャリスト 伊藤 祐紀氏は「ここ数年でNASの需要は非常に高まってきている。ストレージの設計に対して豊富な技術知識を持ち、信頼できるストレージメーカーとしてNAS市場に展開していくことができる点で、我々にアドバンテージがある」とし、さらに「NAS 4300は、大容量のストレージを採用したことで、コスト面でも優位に立つことができる。汎用サーバー並みの性能を、テープデバイス並みの価格で実現した」と続けた。

 「NAS 4300」は、1U対応のNAS。640GBと480GBの2モデルが用意され、12月末より出荷開始される。価格は未定だが「1GB当たりの単価が数千円未満で、480GBモデルは100万円を超えない予定」(伊藤氏)となっている。

 【お詫びと訂正】初出時100万円を超えないのは640GBモデルと記載されていましたが、480GBモデルの誤りでした。お詫びして訂正いたします。

 2モデルともに、Ultra ATA/100対応HDDを4台搭載する。640GBモデルは、未発表のUltra ATA/100対応160GB HDD(5,400rpm)を搭載しているのが特徴で、1U対応のラックマウント型では最大容量だという。なお160GB HDDユニットの正式発表および、単体での販売については未定としている。

インターフェイスは、デュアル100Base-TX対応Ethernet、Gigabit Ethernet、Ultra 160 SCSI、UPSなどを備える
 OSはWindows 2000ベースのNAS用OS「Microsoft NAS Powered by Windows」を搭載する。サポートOSは、Windows 95/98/Me/NT 4.0(SP5)/2000、Mac OS 8.x/9.x、NetWare 3.x/4.x/5.xのほか、ほとんどのUNIX派生OSなど、多数に対応する。

 新機能として、ユーザーデータやシステムデータを、ファイル単位ではなくブロック単位でスナップショット的にバックアップし、緊急時などに高速でリストア可能な機能「PSM(Peersistent Storage Manager)」を装備した。各データのスナップショットは、250個までバックアップできる。

 CPUはPentium III 866MHz、メモリ384MB(SDRAM、最大384MB)を搭載する。また、Windows 2000ベースのソフトウェアRAID機能を搭載する。対応RAIDレベルは、RAID 0/1/5。

 インターフェイスは100Base-TX対応Ethernet×2や、Gigabit Ethernet×1、UPSポート、Ultra 160 SCSIポート(Adaptec AIC-7899)などを備える。本体サイズは43.2×50.8×4.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.3kg。


□日本マックストアのホームページ
http://www.maxtor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.maxtor.co.jp/release/2001/1211_1.htm
□製品情報(PDF)
http://www.maxtor.co.jp/max_attach/pdf/NAS4300.pdf

(2001年12月11日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]

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