ロキシオ、CD/DVDライティングソフトのロードマップを発表
~メジャーバージョンアップは2002年第4四半期

トム・シェイ Roxio COO
12月7日発表



 ロキシオ・ジャパン株式会社は7日、都内で記者会見を開き、今後のDVDソリューションについて発表した。会見には米Roxioのトム・シェイCOOが出席、同社のDVDへの取り組みについて語った。

 これによると、同社はコンシューマー向けのDVDライティングソフト市場を重視しており、DVDの用途を「ホームムービーや写真のアーカイブ」、「テレビ番組録画や映画鑑賞」、「PCのデータストレージ」、「DVDオーディオ」の4つと分析。中でも1番目のホームムービーや写真をアーカイブするための媒体としてのDVDが注目されているが、同時に、DVDに記録する際に、ビデオ編集などのオーサリングに時間を取られたくない、という要望も強いとした。

Hitchcockのイメージ。デモはプレβのため撮影が禁じられた
 こうした要望に応えるため、同社ではコードネーム「Hitchcock」(ヒッチコック)なるオーサリングソフトを開発していることを発表、プレβ版のデモが行なわれた。Hitchcockはシンプルな操作でムービー、静止画、音楽などを含むDVDコンテンツをオーサリングできるソフト。映像ソースのトリミングや編集からインタラクティブなメニュー作成までを、ほとんどドラッグアンドドロップだけで行なえる。

Hitchcockのイメージ。デモはプレβのため撮影が禁じられた
 続いてDVDライティングソフトのロードマップを発表。2001年第4四半期にはWindows XPをサポートする「Easy CD Creator Ver.5.1」のリテール版を出荷(OEM版は出荷済み)、第1四半期にはDVD+RWをサポートしたVer.5.2をOEM版、リテール版ともに出荷するとした。

 さらに、2002年第2四半期から第3四半期にかけてはHitchcockのOEM版(コードネーム:Bodega Bay)が出荷され、第4四半期には新しいライティングソフト(コードネーム:King Kong)が出荷される。この新しいライティングソフトには、Hitchcockのほか、新しいオーディオアプリケーション、バックアップソフトなども含まれる。

 なお、書き込み可能なDVDの多数のフォーマットについては「すべてに対応していく」と明言。また、Macintosh版については「TOASTの完成度が高いため、すぐにリリースはしないが、開発の可能性はある」とのことだった。


□ロキシオ・ジャパンのホームページ
(12月7日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.roxio.co.jp/
□関連記事
【12月6日】Roxio、MGI Softwareを買収
~コンシューマ向けデジタル写真/ビデオ編集ソフトをラインナップ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011206/roxio.htm

(2001年12月7日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]

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