レーザーファイブ株式会社は、デスクトップ/ワークステーション向けのLinuxディストリビューション「LASER5 Linux7.2exp」を12月14日より発売する。通常版の「LASER5 Linux7.2exp デラックス」と、開発者向けの「LASER5 Linux7.2exp Devel」が用意される。価格はデラックス版が8,800円、Devel版が16,800円。

　LASER5 Linux7.2expは、Red Hat Linux 7.2をベースに、ユーザーの声を反映して数十カ所のチューニングを施したLinuxディストリビューション。一部に「Extreme Programming」の手法を導入しており、SI案件のようなカスタマイズを要求される用途にも対応できるという。

　Kernelは2.4.9で、デスクトップ環境は、GNOME 1.4.04およびKDE 2.2.1を採用した。

　不意のシステムダウン時にもファイルの破損を最小限に抑える「Ext3ジャーナリングファイルシステム」や、Windows 98/Me/2000とのデュアルブートが可能な「GRUBブートローダ」などを搭載する。また、各種USB機器をサポートするほか、PPPoE 3.2を備え、ADSLやCATV、FTTHも利用できる。

　推奨動作環境は、メモリ64MB以上、HDD 1.2GB以上を搭載したPC/AT互換機になっている。

　ソフトウェアは、データ復元ソフト「FINALDATA」やオフィス統合ソフト「JustArks」、ウイルス対策ソフト「Sophos Anti-Virus」など、商用アプリケーションや体験版が多数付属する。またDevel版には、JAVA開発ツール「JBuilder5 Personal」やRADツール「Kylix Open Edition」、日本語変換ソフト「ATOK X for Linux」なども付属する。

□レーザーファイブのホームページ
http://www.laser5.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.laser5.co.jp/release/2001/1205p.html

(2001年12月5日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]