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LSIロジック、ハーフサイズの4チャンネルIDE RAIDカード「MegaRAID i4」
12月上旬発売予定 価格:5万円前後
連絡先:LSIロジック株式会社
リテール版は株式会社アスクおよび玄人志向から発売が予定されており、価格は5万円前後の見込み。なお、玄人志向のパッケージは従来、黒を基調としたイラストが採用されていたが、今回の製品では金色のものを採用する予定という。 LSIロジックは本年9月にAmerican Megatrends Inc.(AMI)のRAID部門を買収しており、MegaRAID i4はその最初の製品となる。リテール販売のほか、NECのPCサーバー「Express5800」シリーズや、日立「HA8000/70」などにも採用され、ほかのメーカーからも搭載製品が発売される見込み。 コントローラにIntel i960 RSを採用した4チャンネルIDEハードウェアRAIDカードで、RAID 0/1/3/5/10/30/50の各モードをサポートする。ATA100に対応し、最大8台までのドライブを接続可能。16MBのキャッシュを備える。インターフェイスは33MHz対応のPCIバス。 そのほか、RAID 5のセットアップを高速化するバックグラウンド・イニシャリゼーションや、システム中断時のリビルドにも対応する。各種設定にはブラウザベースのユーティリティが採用されているため、OSに依存しない。
発表会ではLSIロジック株式会社社長 グレッグ・ヘルトン氏が挨拶。その中でまずAMI RAID部門の買収についてふれ「LSIロジックはこれまで多くのストレージデバイスを取り扱ってきたが、RAID製品についてはほとんど扱っていなかった。RAIDビジネスは現在世界的な不況のなかで冷え切っているものの、今後成長が見込まれており、LSIロジックとしても本格的に取り組む必要があった。そこで最適なパートナーを模索した結果、AMIのRAID部門を買収するのが最適と判断した」と、買収の経緯について語った。 また、これについてAMIの日本法人である株式会社アメリカンメガトレンド 営業部マネージャーの磯崎氏が補足し、「本来、株式会社アメリカンメガトレンドは独立した部門のため、今回の買収とはあまり関係がなかったが、現在国内で販売している製品などのサービスを維持するためにも、国内での営業・販売活動を続けていく」と説明し、RAID関連商品を積極的に扱っていく姿勢を強調した。 今後は、LSIロジックが主にサポート業務などを行ない、アメリカンメガトレンドが国内での営業・販売活動を行なっていく。
□LSIロジックグループのホームページ (2001年12月3日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp] |
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