ジャストシステム、中間決算を発表
~パッケージ販売が低迷。売上高は横ばい、赤字幅は減少
11月22日 発表
株式会社ジャストシステムは、平成14年3月期中間決算を発表した。売上高は前年同期とほぼ同等の69億2,900億円、純利益は7億7,200万円の損失となり、前年同期(13億1,000万円の損失)に比べると赤字幅は減少している。
部門別では、ソフトウェア関連事業が売上高54億2,113万円、営業損失が、11億9,528万円となった。損失の原因としては、店頭でのパッケージソフトやプリインストールの売り上げが低迷したとしている。「一太郎」や「一太郎スマイル」といったソフトウェアのライセンス販売は好調で、学校や官公庁などの導入は30万ライセンスを越え、2001年3月末に比べ倍増、売り上げも増加している。
先日、ソニーコミュニケーションネットワーク(SCN、サービス名:so-net)への事業売却が発表されたネットワーク事業は、売上高が15億7,836万円、営業損失は2,418万円となった。なお、Justnetを運営していた株式会社ウェブオンラインネットワークスは10月1日をもってSCNに移管されている。
同社では今後、主に「ConceptBase」を中心とした、ビジネスシステム事業を強化し、利益の拡大、最終損益の黒字化を目指していくとしている。ソフトウェア販売においては、店頭市場の低迷を受け、ライセンス市場への対応を強化する。特に「ATOK15」など、日本語を軸とした製品を再アピールしていくとしている
□ジャストシステムのホームページ
http://www.justsystem.co.jp/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010905/just.htm
(2001年11月22日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
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