Windows XPにはPentium 4が最適!?
インテルとマイクロソフトが共同マーケティング

10月24日 発表


 インテル株式会社マイクロソフト株式会社は、Windows XPとPentium 4の共同マーケティングを行なうと発表した。具体的には、Windows XPとPentium 4を並べ、「Windows XPとPentium 4は最適」と書かれた専用のロゴを作成し、広告や店頭でのデモ、イベントなどを展開する。

 共同マーケティングを行なう理由について、マイクロソフトWindows製品部の御代茂樹部長は、「Windows XP開発の段階からPentium 4への最適化が行なわれている」、「ブロードバンドの普及によって、メールとインターネット(ブラウズ)の時代から、よりパフォーマンスを必要とする新しいデマンドへの移行が進む好機だ」、「今年はマイクロプロセッサ30周年、PC20周年にもあたり、両社の共同マーケティングによって、PC業界の盛り上がりを期待したい」と述べた。

共同のロゴとマーケティング内容

 続いて、インテル側からPentium 4とWindows XPの最適化について解説が行なわれた。従来からの、Pentium 4の高クロックによる利点や、DirectXやWindows MediaのSSE2対応などに加え、「メモリページのゼロフィル/コピー」へのSSE2のmovnti命令対応、「SSE2によるゼロの非正規化」による不要な計算の除去などの細かい最適化も紹介された。

Windows XPに最適な理由
同じベンチマークでもWindows Meより良い結果が得られる

 質疑応答では「Athlon XPもWindows XPに最適化がされているが、Pentium 4とAthlon XPのどちらの最適化が進んでいるか」、「省電力機能の対応については、OS本体、プロセッサドライバのどちらで行なっているか」などの質問が出たが、前者は「どちらがということは言えない」、後者は「具体的な詳細については公開できない」という、予想はされたもののやや紋切り型の回答だった。

 自社の製品に「Athlon XP」と名付けたAMDに続き、インテルがWindows XPの発売に合わせてマーケティング活動を行なうことは、Windows XPをPC業界全体の低迷脱出のきっかけとしたいという意欲の表われだ。明日25日に迫ったOEM版とプリインストールPCの発売、1カ月を切ったパッケージ版の発売を控え、Windows XPがPCの需要について、どれほどの起爆剤となりうるのか注目される。

Windows XPのPentium 4への最適化の詳細

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2001/011025.htm
□マイクロソフトのホームページ
(10月24日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.microsoft.com/japan/

(2001年10月24日)

[Reported by date@impres.co.jp]

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