ATI、高パフォーマンスのSoC「XILLEON 220」を発表
~STBやデジタルTV向けに2002年量産開始

10月17日(現地時間) 発表


 ATI Technologiesは17日(現地時間)、デジタルTVやセットトップボックス(STB)向けのSoC(System On Chip)「XILLEON 220」発表した。同社によるSoCはXILLEON 220が初で、2002年の第1四半期より量産開始される。

 「XILLEON 220」はクロック周波数300MHzのMIPS CPUコアやグラフィックスコア、MPEGデコーダ、オーディオデコーダ、PCI、USBなどの機能を統合したSOC。チューナーやメモリ、モデムなどを付加するだけでコンシューマ向けのSTBなどを構成でき、XILLEON 220を組み込んだシステムではLinuxやWindows CEといったOSに対応できる。

 CPUのパフォーマンスは、390 Dhrystone MIPS、メモリインターフェイスは、Dual DDRメモリーチャネルでメモリ帯域は3GB/Sec。

 同社のAdrian Hartog副社長は「XILLEON 220により、ATIは家電向けSOC市場におけるパフォーマンスリーダーとなった。XILLEON 220は従来までのパフォーマンスや統合性、電力消費の壁を破り、家電製品では以前は夢でしかなかったような製品を実現できるだろう」と述べている。

□ATI Technologiesのホームページ(英文)
http://www.ati.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.ati.com/na/pages/corporate/press/2001/4420.html

(2001月10月18日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

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