米Gateway、再建策を発表、日本撤退へ
~日本ゲートウェイは、全てのマーケティング/営業活動を終了

8月28日(現地時間) 発表



 米Gatewayは28日(現地時間)、再建策を発表、日本市場から撤退することを明らかにした。

 再建策では、米国国内市場に経営資源を集中し、日本やマレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールの各現地法人を即座に閉鎖、ヨーロッパ市場についても30日以内に結論を出すとしている。

 米国での発表を受け、日本ゲートウェイ株式会社では、8月29日より全てのマーケティング・営業活動を終了すると発表した。既に同社のホームページでは営業終了の告知が行なわれており、全国各地に展開していた直営店「ゲートウェイカントリー」も閉鎖される。'95年の日本法人設立から6年で日本市場から撤退することになる。

 営業終了について、同社では「Gateway本社で、各市場ごとにソリューション戦略を展開できる能力があるか評価を進めてきたが、現在の日本法人が有する資源では、日本市場において上位に立ち、利益を拡大していくことは困難と判断したため」と説明している。

トップページに営業終了の告知
 なお、既存の顧客についてのサポート/サービスは従来同様継続していくとしている。同社では、既存のサポート/サービスを100%委託できるパートナーを探しており、そのパートナーが決まり次第、サポート業務を移管する。また、同社が運営するインターネットプロバイダ「ゲートウェイネット」についても従来通りのサービス/サポートを継続していくとしている(新規入会は受け付けていない)。

 また、現在保有している在庫の取り扱いに関しては、現時点では公開できないとしている。

 日本ゲートウェイでは、8月29日付けで、社長や役員を含む同社の全社員(698名)にこの決定内容を通達した。対象者には通常の退職金制度に基づく退職金に加え、独自の制度を適用した特別退職金が支給される。また、再就職斡旋会社の紹介を29日より開始し、社員の再就職をサポートするという。


 直営店である秋葉原ゲートウェイカントリーは、午後0時現在すでに閉鎖されており、つぎつぎと人が訪れては、記載されている連絡先へ携帯電話をかけている姿が見られた。

閉鎖されている秋葉原ゲートウェイカントリー店頭(午後0時)

 また、新宿ゲートウェイカントリーも閉鎖されており、道行く人が告知をのぞき込んでいた。

新宿ゲートウェイカントリーも静まりかえっている(午後5時)
※ PM19:50 新宿店頭の写真を追加
※ PM0:30 秋葉原店頭の写真を追加
※ AM11:55 今後のサポートなどを追記
※ AM11:00 日本法人の対応について追記

□Gatewayのホームページ(英文)
http://www.gateway.com/
□ニュースリリース(英文)
http://gtw.client.shareholder.com/news/20010828-57316.htm
□日本ゲートウェイのホームページ
http://www.gw2k.co.jp/
□関連記事
【8月29日】米ゲートウェイ、全世界で従業員を25%削減し日本などから撤退(PAXNet)
http://www.paxnet.co.jp/news/datacenter/200108/29/20010829093054_81.shtml

(2001月8月29日)

[Reported by usuda@impress.co.jp/Photo by 法林岳之/date@impress.co.jp]

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