日立、PCディスプレイ用ブラウン管事業から撤退
--液晶製品に経営資源を集中

7月26日発表


 日立製作所ディスプレイグループは26日、PCディスプレイ用ブラウン管事業から撤退することを発表した。日本、シンガポール、マレーシアなどの各製造拠点においては2001年末までに生産を停止し、同時に事業売却の検討も進めていくという。

 同社では、「デスクトップPC市場の低迷による需要悪化で価格が急落している」、「需要が液晶モニターにシフトしており、市場の拡大が見込めない」と事業撤退の理由について説明している。

 今後同社では、低温ポリシリコンなどのTFT液晶を中心とするフラットパネルディスプレイに経営資源を集中していくとしている。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2001/0726b/index.html

(2001月7月27日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

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