Yahoo! BB、都内の一部でサービス開始
〜有線ブロードも6月は千件を越す開通



 Yahoo! BBの試行サービスが、東京都の一部で開始されたことが明らかになった。

 8月1日から予定されている正式サービスに先だって「初期工事費やサービス利用料などが一切無料のお試し期間とし、当該期間だけで20万人集める」(ソフトバンクの孫正義社長)とされていたもので、これまで具体的なサービス開始の発表はなかった。

 ヤフー広報室によると、回線が開通したのはここ2、3日の間で、東京都内だが具体的な交換局や開通したユーザー数などの公表は見合わせているという。決算発表前に数字が一人歩きすることを嫌ってのことだが、「正式サービス開始以後に、タイミングを見て、今後の交換局の開局スケジュールなどを公開できるように努力したい」(広報室)としている。

 サービス申し込みが始まった6月20日から申し込みが殺到しているYahoo! BBだが、その一方でサービス提供については、都道府県ごとの開局スケジュールだけで、具体的な交換局の開局状況などについては発表していない。7月31日までに20万人、年内100万人のユーザー獲得を目標に掲げる同社だが、7月31日までの20万人という目標については「まずまずの手ごたえを感じている」(広報室)と話す。

 当初から2,280円という低価格でのサービス提供に、コスト構造に問題はないかとの疑問が飛び交ってもいたが、ADSL事業だけでなくコンテンツ販売などのプラスアルファを収益源と見定めているため、いかに安定した配信を見込めるユーザーを獲得していくかが事業展開のカギを握ることになる。事業者同士の競争が激しくなれば低価格化やサービス向上が見込めるため、結果としてユーザーにとってはメリットとなるだろう。

 一方、NTTより先行して低価格な光ベースのFTTHブロードバンドインターネットサービスを展開する有線ブロードネットワークスも、サービス展開を着々と進めている。9日に発表した資料では、6月末の開通ユーザーは1,015件で、5月の507件から2倍に増えた。集合住宅532件(5月時点では305件)、棟数が447件(同162件)といずれも順調な伸びを示している。

 5月の時点では電柱の使用権などの問題から工事が遅々として進まず、サービス希望者の数に対し開通したユーザーの少なさがクローズアップされた同社だが、その後短期間で工事を行なえるユーザーを優先処理する方針に転換したことで、一気に数を伸ばした。

 展開エリアは現在6エリアだが、7月に5エリアを追加。以降、8月に6エリア、9月に11エリア、10月に20エリア、11月に25エリアと、二次曲線的に展開ノード数を上げていく予定で、さらに東京23区および都下への展開の前倒しを検討中としている。

 NTTも、これまで東京で1カ月、神奈川にいたっては50日かかっていたフレッツADSLの工事期間を7月に3週間、8月以降は2週間に短縮すると発表している。ブロードバンドインターネットの時代には、回線だけではなく工事も「早さ」がウリになるようだ。

□Yahoo! BB
(7月11日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://bb.yahoo.co.jp/
□有線ブロードネットワークス
http://www.usen.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.usen.co.jp/news/release/010709.html
□関連記事
【6月19日】ソフトバンク、ヤフー共同のADSL接続サービス開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010619/yahoo.htm

(2001月7月11日)

[Reported by endo-t@impress.co.jp]

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