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Matrox、ハードウェアT&L搭載のMillennium G550発表
Millennium G550は、ビデオチップにMatrox G550を搭載したAGP 4Xモード対応ビデオカード。Matrox G550は0.18μmプロセスルールで製造され、ハードウェアT&Lに対応した。また、2つのTDMSトランスミッタを内蔵して1チップで2系統のDVI出力できるほか、アナログディスプレイ、ビデオ出力などを組み合わせたDualHeadに対応する。また、DirectX 8のバーテックスシェーダに対応し、ビジュアルオンラインコミュニケーション向けに人の顔を3D CGでレンダリングする「HeadCasting」エンジンを搭載する。同社では、Millennium G550はWindows/2Dアクセラレーションで最も早いとしている。なお、3Dパフォーマンスについては、Millennium G450より20%程度早くなった程度としている。
続いて、市場の50%以上は商用デスクトップ、30%以上がホームインターネットで、ワークステーションやハードコアゲームは20%以下だとし、全体の市場の80%以上に役立つものにならないと3Dには意味がないと述べた。そこでオンライン3Dコミュニケーションがこれからの市場の役に立つと結論づけた。 HeadCastingエンジンの搭載により、ハードウェアでGraphics over IP(GoIP)を実現し、CGで人の頭部を生成、アニメーションにより表情を表わせるほか、ソフトウェアで音声を解析し、言葉にあわせてリアルタイムに唇が動かす機能も備える。同社では、HeadCastingエンジンを、ビジュアルインスタントメッセージやビジュアルVoice over IP、ビジュアルCRM(Customer Relationship Management)や、リモートトレーニング、プレゼンテーションに利用できるとしている。
□加Matroxのホームページ(英文) (2001年6月20日)
[Reported by taira@impress.co.jp] |
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