リコー、携帯電話型のMP3対応200万画素デジカメ

発売:7月中旬

価格:オープンプライス

連絡先:マーケティングセンター 販売統括室
     045-477-1708


 株式会社リコーは、携帯電話に似たデザインの、スタイリッシュなデジタルカメラ「Caplio RR10」を7月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後の見込み。

 同社の新ブランド「Caplio(キャプリオ)」シリーズ最初の製品。シルバーを基調としたボディを採用し、オレンジ、ブルー、シルバーのカラーバリエーションが用意される。

シルバーモデル ブルーモデル オレンジモデル

 1/2.7インチ211万画素の原色系CCDを採用。レンズは光学2倍ズーム(35mm換算38~76mm、F2.8~3.8)で、デジタルズームは2倍。記録画素数は1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセル。撮影距離は広角時約14cm~∞、望遠時約40cm~∞で、マクロ時は約4cmからの撮影が可能。液晶モニターは1.5インチ透過型低温ポリシリコンTFTを搭載。

 付属のクレードル「RICOH BASE」を使えば、充電やパソコンとのデータ交換が簡単に行なえる。また、クレードルと連動して動作するソフトウェア「RICOH Gate」が付属する。対応OSはWindows 98/Me/2000および、Mac OS 8.6~9.1。

本体背面。大型のモードダイヤルと十字キーを備える パワースイッチとシャッターボタン クレードルとの接続用コネクタ。普段はカバーがかかっており、接続時は下に見えるスライドスイッチを使ってカバーを開ける

 MP3の再生に対応し、データはRICOH GateによりUSBケーブル経由で本体に転送する。サンプリングレートは44.1KHz、ビットレートは96kbps。リコー独自の著作権保護機能を備える。動画撮影や音声録音にも対応し、撮影画素数は320×240ピクセル、ファイル形式はAVIで、コーデックはMotion JPEG。

 撮影した画像へ音声によるコメントを付加できる「アフレコ機能」や、書類などの撮影時に白黒2値での撮影が可能な「文字モード」などの機能も備える。

 記録メディアは8~64MBのSDメモリーカード。製品には8MBのSDメモリーカードが付属する。バッテリはリチウムイオンで、持続時間は、撮影時約50分、MP3連続再生時間は約120分。

 本体サイズは116.8×29.5×53.8mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約172g。

橋本 誠 常務取締役
 Caplioブランドを投入するにあたって、橋本 誠 常務取締役は、「リコーは創業以来カメラ事業を続けて来たが、正直デジタルカメラに関しては、細々とやっていたという感が否めない。これからはこの新ブランド商品をコンシュマー市場に投入することで、もっと強力に事業を展開していきたい」と語った。



□リコーのホームページ
http://www.ricoh.co.jp/index.html
□ニュースリリース
http://www.ricoh.co.jp/release/digicame/rr10/index.html

(2001年6月12日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]

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