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　カノープス株式会社は、GeForce3を搭載したAGP 4X対応ビデオカード「SPECTRA X20」を7月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後の見込み。OSはWindows 98 SE/Me/2000に対応する。

　SPECTRA X20は、GeForce3(Revision A5)と263MHz対応DDR SDRAMを64MB搭載し、230MHzで駆動する。新たにインピーダンスコントロール基板(変則6層プリント基板)を採用し、DDRメモリの配線のインピーダンスマッチを制御し、高速域での信号の乱れを抑え、安定性を向上したという。

　また、GeForce3に最適化し、GeForce3とビデオメモリを同時に冷却する「インタークーラーブレード」と、吹き出し口を2方向に増やし、流体軸受けを採用したオリジナルクーリングファン「Firebird G2」を搭載した。従来から採用されているAPS(Advanced Power Supply)は外部電源からの供給割合を上げたAPS 3.0が搭載された。そのほか、SSH(Signal Super Highway)や、DFS(Dual Filter System)など、SPECTRAシリーズ共通の特徴も継続して搭載し、SPECTRAシリーズ用オプション(SSH Type-D/TVを除く)も利用できる。

　ソフトウェアは、Windows 2000でもAGPなどの設定が行なえる「ABS 2000」、WinDVDのデコーダを搭載し、DVDなどの再生が可能な統合ソフト「MEDIACRUISE」が付属する。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/2001/spectra_x20.htm

(2001年6月1日)

[Reported by taira@impress.co.jp]