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インテル、Xeonを独立。デュアルプロセッサ利用をターゲットに
インテル株式会社は、サーバー/ワークステーション向けのプロセッサ「Xeon」を発表した。従来、XeonはPentium III Xeonのようにサブブランドとして使用されていたが、今回からPentium 4やItaniumと同列の独立したブランドとして位置づけられた。 Xeonのターゲットはパフォーマンス/ミッドレンジのワークステーションで、Pentium 4がシングルプロセッサなのに対し、デュアルプロセッサでの使用が可能となっている。 今回発表されたのは1.4/1.5/1.7GHzの3製品で、1,000個ロット時の単価は33,800円/39,070円/51,330円。5月21日より量産出荷開始される。Pentium 4同様にNetBurstマイクロアーキテクチャを採用し、SSE2、400MHzのFSB、256KBの2次キャッシュを搭載する。現在の製品は、事実上デュアルプロセッサ動作可能なPentium 4と考えていいだろう。ただし、Xeonのソケットは603ピンのSocket Fで、Pentium 4とは互換性がない。また、チップセットはデュアルプロセッサ対応のIntel 860が用意される。 発表にあたったe-マーケティング本部本部長の佐藤宣行氏は、「CAD/CAMなどの旧来からの用途に限らず、ブロードバンドコンテンツの作成、ファイナンシャルなどの新しい用途が広がっていく。デュアルプロセッサ化することで、シングルプロセッサの1.3~1.5倍の性能が上げられ、各分野の生産性の向上に寄与できる」と述べた。 なお、2次キャッシュ容量を増やしたサーバー向けバージョンについては、今後計画しており、4Way、8Wayについても対応していくと述べた。 また、コアアーキテクチャが変更になった場合のブランド名については「現行ではXeonという名称のままで進めていきたいと考えており、サブブランド名については今後検討したい」と述べた。 発表会場にはHP、NEC、日本IBM、デルが参考出品の製品を展示された。
□インテルのホームページ (2001年5月21日)
[Reported by date@impress.co.jp] |
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