米地裁がRambusの訴えを却下、350万ドルの支払いを命令

5月10日(現地時間) 発表



 独infineon Technologiesは10日(現地時間)、米国バージニア東部地区地裁の陪審評決がRambusの不正行為を認め、350万ドルの損害賠償支払いを命じたと発表した。

 Rambusは、infineonがSDRAMとDDR SDRAMの特許を侵害しているとして提訴していたが、5月4日付けでRambusの訴えを却下する判決が下っている。この評決はinfineonからの反訴に対するもので、JEDECでの標準化の際にRambusが情報を公開しておらず、特許は無効としていた。Rambusは、この判決を不服とし控訴した。

 今回の評決によって、SDRAMとDDR SDRAMに対するRambusの特許権が否定されたわけではないが、Rambusが数社に対して起こしている訴訟や、すでにSDRAMやDDR SDRAMのライセンス契約を結んでいる企業との契約についても影響する可能性がある。

□infineonのホームページ(英文)
http://www.infineon.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.infineon.com/news/press/105_079e.htm
□Rambusのホームページ(英文)
http://www.rambus.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.rambus.com/general/press_releases/pr_010509.html

(2001年5月14日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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