Seagateプレスカンファレンス開催、
15,000rpm HDDが次世代の主流に

マイケル・グリーン氏

4月17日開催



 米Seagateのエンタープライズ・プロダクトマーケティング・マネージャ マイケル・グリーン氏が来日し、プレス向けの説明会を行なった。Seagateは、エンタープライズ市場にシフトしており、この分野では40%以上のシェアを占めて独走状態にある。

 グリーン氏は、この分野での今後のトレンドとして、ユニットの大容量化(18GB→36GB)、プラッタ枚数の減少(2~3枚が中心で、シングルプラッタユニットも登場)、高回転化(10,000rpmから15,000rpmへ移行)などを挙げた。

 インターフェイスについては、現状ではUltra160が主流である。次世代のインターフェイスであるltra320 SCSIは、HDDユニットは先行して出荷されるものの、ホストアダプタ側の作業が遅れているため、最終的にシステムとして製品化されるのは8~12カ月先という。また、2Gbit/secの第3世代FC-ALも第2四半期に提供可能とした。

プラッタの枚数別シェア 回転数別シェア 15,000rpmは急速に立ち上がる
インターフェイス別シェア 製品ラインナップ 回転数別の応答時間

 グリーン氏によれば、今年の出荷台数ベースで、10,000rpmと15,000rpmは7対3、SCSIとFC-ALは9対1の見込み。今後も15,000rpmへの移行は進むとみており、その理由として10,000rpm機と同等の電力消費および冷却要件を満たし置き換えが容易なこと、サーバー用途で重視されるデータ取得までの時間が約28%改善されること、などを挙げた。

 また、エンタープライズ市場は「高性能ストレージ」、「大容量ストレージ」、「ローエンドサーバー/ハイエンドPC」の3つの分野に分岐するとし、おのおの市場で重視されるポイントが異なることから、各市場に向けた製品を用意していくと述べた。

 この方針に従い、1秒当たりのI/O速度が重視される高性能ストレージでは15,000rpmの「Cheetah X15-36LP」が、1GB当たりのコストが重視される大容量ストレージでは、10,000rpmの「Cheetah 36ES/Depop」が、低コストが重視されるローエンドの分野では7,200rpmの「Barracuda 180」が、それぞれ第2四半期に投入される。


□Seagateのホームページ(英文)
http://www.seagate.com/

(2001年4月17日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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