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　日本アイ・ビー・エム株式会社は、米Henter-Joyceが開発した読み上げソフトウェア「JAWS for Windows V3.7」を日本語化し、4月20日から発売する。価格はWindows 98/Me版が100,000円で、Windows 2000版が150,000円。

　「JAWS」は「Job Access With Speech」の略称で、視覚障害者が事務や営業、製品開発などの業務遂行を支援するソフトウェア。日本IBM 東京基礎研究所が開発した音声合成ソフト「ProTALKER 97」が同梱され、Windows上のメニュー画面や、対応したアプリケーションの画面情報を音声で読み上げる機能を持つ。スクリプトと呼ばれる画面読み上げ機能を備え、ユーザーがスクリプトを記述することにより、新規にアプリケーションを対応させたり、習熟度や業務内容に応じたアプリケーションの操作が可能。

　「JAWS V3.7」には、Microsoft Word 2000、Excel 2000、Outlook Express 5.5、Internet Explorer 5.xに対応するスクリプトが含まれる。今後「ロータス ノーツ R5」などの各種アプリケーションにも対応する予定。

　システム導入用に音声によるガイド機能を備え、入門編のトレーニング・テープ、点字版のキーボード操作ガイドが付属する。

　操作方法の問い合わせに、アクセシビリティー・センターの有料ユーザーサポート・サービス「a-デスク」が30日間無料で利用できる。また、同社のアクセシビリティー・センターが運営するホームページ「バリアフリーの扉」上でも支援を行なう。

□日本アイ・ビー・エムのホームページ
http://www.ibm.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2001/04112/

(2001年4月11日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]