イーブックイニシアティブ、読書用PDA「イーブック端末」を発表
4月9日 発表
株式会社イーブックイニシアティブジャパンは9日、読書用の携帯端末「イーブック端末」のコンセプト機を発表した。同端末の発売予定などはなく、将来のコンテンツビジネス周辺で活躍する企業などと共同で“「使える端末」の姿を探っていく”という趣旨のもと制作されたという。
カラー液晶2枚を見開きに組み合わせ、単行本に近いスタイルで読書ができるようにした読書用PDA。「縦書きやルビなどの書式レイアウト」、「漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットなど多くの文字」、「出版物の発行冊数全体の中で漫画が占める割合が大きいこと」など日本の出版物の特徴をふまえた上でデザインされたという。
重量は350gと、四六判、250ページのハードカバーの本とほぼ同等で、本体下に装備したボタンでページの送り/戻りなどの操作が可能。データ形式は同社がPC向けに行なっている漫画などのコンテンツ配信サービス「10daysbook」( http://www.10daysbook.com/ )で利用しているソフトウェア「電子書籍リーダ」を用いた独自形式となっている。
東芝、NTTデータの協力により開発され、東芝は液晶を提供し、ハードウェア設計を担当、NTTデータはビジネススキームの検討などで協力したという。
□イーブックイニシアティブジャパンのホームページ
http://www.ebookjapan.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ebookjapan.co.jp/ebi_web/documents/news/010409.htm
(2001年4月10日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
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