キヤノンがシェアを回復、全体でも対前年19.2%増
~ガートナーグループ、プリンタ市場調査

3月6日 発表

 日本ガートナーグループ株式会社データクエスト部門は、2000年(暦年)の国内プリンタ市場調査結果を発表した。市場全体は好調で、出荷台数は821万台(対前年比19.2%増)となった。しかし、製品の低価格化を反映して、金額では4,558億4,700万円(同3.6%減)と減少している。

 好調を支えたのはインクジェットプリンタで、671万台(同31.3%増)と伸び、金額でも1,867億8,000万円(同14.3%増)と前年を上回った。それ以外の分野ではカラーページプリンタが伸び、ドットインパクトプリンタの減少が続いている。

 台数ベースのメーカー別シェアではエプソン、キヤノン、NEC、日本HP、レックスマークの順で、前年5位のアルプス電気が撤退したため新たにレックスマークが入った。

 1位のエプソンは微増だが、2位のキヤノンが25.9%から32.6%へと大幅にシェアを回復しており注目される。

プリンタ市場シェア(台数) 技術別出荷台数
出典:ガートナー データクエスト(2001年3月)

□ガートナーグループのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/press/pr20010308.html
□関連記事
【2000年3月6日】ガートナーグループ、'99年のプリンタ市場調査
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000306/gartner.htm

(2001年3月8日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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