2000年の国内パソコン出荷台数1,413万台で30.4%の成長
~家庭向け市場が47.8%増加

2月22日 発表


 IDC Japan株式会社は、2000年通期(1月から12月)の国内パソコン出荷実績を発表した。2000年の出荷台数は1,413万台で、対前年比30.4%増の成長を記録。その中でも家庭向け市場は対前年比47.8%の724万台と、大きな伸びをみせた。

 家庭向けの市場に関してIDC Japanは、「パソコンの購入動機がインターネットやメールから、デジタルカメラの画像やインターネットでダウンロードした音楽などに変化し、大容量データの保存用途としてCD-R/RW搭載機種の出荷台数が大幅に増加。また、プレイステーション2の登場でDVDの普及が急速に進んだため、DVD搭載機種も増加し、CD-R/RWとDVDを両方搭載した機種も本格的に立ち上がってきている」と分析している。

 また、ベンダー別では昨年、一昨年に続き1位をNECが、2位を富士通が維持し、対前年成長率ではソーテックが112.7%と大幅に成長した。

 なお、2001年の国内パソコン市場については対前年比17.2%増の1,656万台と予想している。

【'00年国内パソコン市場ベンダー別出荷台数シェア】
'00年順位('99年)ベンダー'00年出荷台数('99年)'00年シェア('99年)対前年成長率
1(1)NEC3,072(2,405)21.7%(22.2%)27.7%
2(2)富士通2,886(2,245)20.4%(20.7%)28.6%
3(3)日本IBM1,378(1,089)9.8%(10.1%)26.5%
4(5)ソニー1,240(736)8.8%(6.8%)68.5%
5(4)東芝882(777)6.2%(7.2%)13.5%
6(8)コンパックコンピュータ688(452)4.9%(4.2%)52.3%
7(10)ソーテック685(322)4.8%(3.0%)112.7%
8(9)デルコンピュータ587(405)4.2%(3.7%)44.7%
9(7)日立製作所560(463)4.0%(4.3%)21.0%
10(6)アップルコンピュータ552(639)3.9%(5.9%)-13.6%
その他1,601(1,299)11.3%(12.0%)23.3%
合計14,130(10,832)100.0%(100.0%)30.4%

【'00年国内デスクトップパソコン市場ベンダー別出荷台数シェア】
'00年順位('99年)ベンダー'00年出荷台数('99年)'00年シェア('99年)対前年成長率
1(1)NEC1,658(1,329)22.0%(22.7%)24.8%
2(2)富士通1,516(1,186)20.1%(20.3%)27.8%
3(3)日本IBM677(633)9.0%(10.8%)7.0%
4(7)ソーテック603(304)8.0%(5.2%)98.7%
5(5)コンパックコンピュータ529(336)7.0%(5.8%)57.2%
その他2,543(2,055)33.8%(35.2%)23.8%
合計7,525(5,842)100.0%(100.0%)28.8%

【'00年国内ポータブルパソコン市場ベンダー別出荷台数シェア】
'00年順位('99年)ベンダー'00年出荷台数('99年)'00年シェア('99年)対前年成長率
1(2)NEC1,346(1,013)21.4%(21.4%)32.9%
2(1)富士通1,326(1,016)21.1%(21.5%)30.6%
3(3)東芝778(681)12.4%(14.4%)14.2%
4(4)ソニー723(527)11.5%(11.2%)37.2%
5(5)日本IBM655(429)10.4%(9.1%)52.6%
その他1,455(1,060)23.2%(22.4%)37.2%
合計6,283(4,726)100.0%(100.0%)32.9%


□IDC Japanのホームページ
(2月22日現在、この件に関する情報は記載されていない)
http://www.idcjapan.co.jp/

(2001年2月22日)

[Reported by nakabaya@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.