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マイクロソフト、iMac/iBook新規購入者向けの低価格Officeパッケージ |
Macintosh Business Unit General Manager Kevin Browne氏 |
A:Office 2001 for Macは、最初の2カ月で25万本以上が販売されました。調査によれば、G3/G4などのプロフェッショナルラインの製品のユーザーの30%以上がOfficeを使っています。しかし、iMac/iBookのユーザーでOfficeを使っているのは7~8%に留まっています。もっと、この比率を高めるために、コストを重視するこの層のユーザーに向けて開発した製品です。
Q:具体的にどれぐらいの価格で出るのですか。
A:私どもからは申し上げられませんので、すみませんが店頭でご確認ください(苦笑)。
Q:今回は新規に購入するユーザーのみが対象ですが、既存のユーザーに対して同様の製品を販売する予定はありますか。
A:既存のユーザーに対して販売する場合は、どうやってユーザーであるかということを確認する方法が必要になります。それが課題でしょう。いま、すぐには予定していません。
パーソナルビジネスプロダクトグループ シニアプロダクトマネージャー 仲尾毅氏 |
A:いいえ、これは日本だけのプロモーションとなります。日本を選んだ理由は、米国に比べて流通チャンネルが小さく、整備されているからです。また、今回のプロモーションはアップルとの緊密なパートナーシップがあってのことです。
Q:初心者が多いiMac/iBookのユーザーのことを考えると、パッケージの同梱ではなく、HDDにプリインストールされているほうが親切だと思いますが。
A:たしかにその方が望ましいのですが、HDDにインストールするとなると、アップル側で別途生産や流通を管理する必要が出てきます。それでいまの形となりました。
Q:販売開始は2月22日からですが、手元に届くのは3月9日からですね。その間に購入すると本体が持ち帰りできても、Officeは予約という形になるんですか。
A:そうです、あとからお届けする形になります。また、キャンペーンとして購入していただいた方に、Officeのロゴ入りのケータイストラップをプレゼントします。これは人数制限はありません。
●Office 2001 for Mac OS Xは順調に開発中
Q:開発中のMac OS X対応のOfficeの状態はいかがですか
A:開発は進んでいます。サンフランシスコのときにはお見せできなかったExcelについてもこうやって動いています(動いている様子を見せる、撮影は禁止された)。
Q:Office for OS Xについてはまったく新しいものなのでしょうか。
A:基本的にはベースは大きく変わるが、スペックはあまり変わらないと考えてください。もちろんMac OS Xを生かすためのフィーチャーは取り入れられていますし、それにふさわしいインターフェイスを備えていますが、コアな部分での作業の方が重要です。OSのリリースに合わせて早く出す必要もあります。
Q:Mac OS X向けのOfficeと、従来の環境向けのOfficeの開発はどのように切り分けられるのでしょう。
A:開発はOS Xに集中され、Mac OS 8/9のClassic環境向けのOfficeは現在のOffice 2001が最後になります。ただし、Internet ExplorerについてはClassic環境も開発を続けます。なお、Mac OS X製品版にはInternet Explorer 5.1 for Mac OS Xが含まれます。
(2001年2月21日)
[Reported by date@impress.co.jp]
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