国内メーカー6社が共同で次世代液晶技術の開発会社を設立

2月5日 発表



 シャープ株式会社、株式会社東芝、日本電気株式会社、株式会社日立製作所、松下電器産業株式会社、三菱電気株式会社の6社は共同で、次世代の液晶基盤技術を開発するための新会社「株式会社液晶先端技術開発センター」(略称ALTEDEC:アルテデック)を1月末に設立したと発表した。


 5日に行なわれた共同記者会見では、4~5年後をめどに「高性能アクティブマトリックス液晶ディスプレイを実現する、省エネ生産プロセス基盤技術の研究開発」と「先進的液晶ディスプレイ実現のための次世代基盤技術の研究開発」を行なうと発表された。

 資本金は5,040万円で6社が均等に出資、本社所在地は東芝の事業所内に置かれる。具体的な研究体制などはまだ未定だが、研究員は50名程度、研究開発費は4年間で100億程度を目安としている。研究成果についてはオープンとするが、知的所有権による収益を前提としており、特許料などの徴収は行なう見込み。

 また、6社以外の参加も受け入れるが、日本国内に研究開発拠点と製造拠点があることを資格とする。基本的には民間のプロジェクトだが、関係省庁からの指導を受けているとの発言もあって、基盤技術強化のための国策企業的な側面も感じられた。

□アルテデックのホームページ
http://www.mmjp.or.jp/ALTEDEC/

(2001年2月5日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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