松下、世界初のハイビジョン対応HDDレコーダ
~ HDD内蔵TV、i.LINK対応AVアンプも発売 ~

3月20日より順次発売

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 松下電器産業株式会社は、世界初のハイビジョン対応HDDレコーダなどi.LINKをベースにしたテレビを核とする製品群を発表した。各製品は3月20日より順次発売される。



●i.LINKを搭載した世界初のハイビジョン対応HDDレコーダ「デジタンク」

 「デジタンク NV-HDR1000」は世界初となるHDDビデオレコーダ。3月20日より225,000円で発売される。

 NV-HDR1000の最大の特徴は、BSデジタルをビットストリームとして、そのまま記録できること。30GBのHDDを内蔵し、ハイビジョン放送(HD)で約2時間、スタンダード放送(SD)で約5時間の録画が可能。また、MPEG-2エンコーダも内蔵しているので、地上波などのアナログ放送にデジタル録画もできる。その場合の録画時間は、XPモードで約5時間(ビットレート12Mbps)、SPモードで約10時間(同6Mbps)、LPモードで約15時間(同4Mbps)、EPモードで約25時間(同2.4Mbps)となっている。なお、HDDビデオレコーダなので、追っかけ再生などのタイムシフト再生にも対応しているが、アナログ放送のみのサポートとなる。

 本体にはBSデジタル放送記録用のi.LINK端子のほか、今後発売予定のHDD増設専用のi.LINK端子も装備。また、i.LINK端子にD-VHSデッキを接続すれば、デジタルtoデジタルの自動ダビングも可能となっている。もちろん、いまのところ等倍速でのコピー(2時間の番組ならコピーに2時間かかる)しかできないが、今後は高速コピーもできるように検討しているという。

 なお、BSデジタル放送のデコーダは搭載していないので、録画したBSデジタルの番組の再生時にはBSデジタルチューナが必要となる。

 外形寸法は430×277×73mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約4.5kg。アナログ入力端子はコンポジット、Sビデオ。出力はコンポジット、Sビデオ、D端子を装備する。

□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010118-5/jn010118-5.html


●HDD内蔵BSデジタルTV「TH-36DH100」

 BSデジタル内蔵TV「デジタルタウ」シリーズにも、新開発の業界最薄のブラウン管を採用した新モデルを追加する。32インチの「TH-32D100」、36インチの「TH-36D100」、HDD内蔵36インチの「TH-36DH100」の3モデルが用意され、3月20日から発売される。価格はいずれもオープンプライスだが、店頭予想価格は45万円弱、50万円弱、70万円強と見込まれる。

 3モデルの中でも注目されるのがHDD搭載モデル「TH-36DH100」だ。基本的には「NV-HDR1000」の機能を取り込んだもの。しかし、TH-36DH100は、NV-HDR1000ではできない、DV(カメラ)をi.LINK端子に接続して録画することが可能となっている。

 新ブラウン管の採用により、奥行きが36インチで45cmと従来モデルから約14cm短くなり、大型テレビでは初めて筐体にマグネシウム合金を採用した。また、すべての機種でi.LINK端子を搭載したほか、SDスロットを備える。SDスロットは静止画の再生に加え、ACC規格の音楽ファイルを再生することもできる。

 また、通常の地上波などの525iソースも従来の525pへの変換でなく750pに変換して表示されるようになった。さらに、BSデジタル放送が採用しているAACのデコーダを搭載し、5.1chのアナログ出力も装備する。

□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010118-3/jn010118-3.html


●i.LINK搭載AVアンプ一体型DVDプレーヤー「SC-HT100」

 「DVDホームシアターサウンドシステム SC-HT100」は、5連装DVDチェンジャとドルビーデジタル/dts/AAC対応AVアンプの一体型ユニットと、5本のサテライトスピーカー、サブウーファをセットにしたもの。4月1日に発売され、価格は148,000円。

 最大の特徴はi.LINK端子を搭載していることで、そこにBSデジタルチューナを接続すればマルチチャンネルのAACを再生することができる。また、面白い機能として、BSデジタル放送で提供されている電子番組表(EPG)と連動して音場モードが自動的に設定されるモードがある。具体的にはミュージックでポップスなら「HEAVY」、ジャズなら「Live」、シネマでマルチなら「3D Enhanced」といったように自動選択される。

 本体の外形寸法は430×368×114mm(幅×奥行き×高さ)、重量約8.6kg。光デジタル端子を入力と出力それどれ1系統備えている。


□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010118-1/jn010118-1.html

□松下電器のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/

(2001年1月18日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]

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