会場全景

会期：12月1日（金）～12月3日（日）
開催時間：10:00～18:00
会場：大阪ドーム
入場料：1,200円（前売り 1,000円）

　関西で開催されるPC関連のイベントとしては最大級のイベント「パソコンフェスタ2000 in 関西」が1日、大阪ドームで開幕した。会期は1～3日、入場料は1,200円。

　関西地区では数少ない大型のPCイベントということもあり、開催初日は平日にもかかわらず多数の来場者でにぎわっていた。今回は、「パソコン/デジタルゾーン」、「携帯/モバイルゾーン」、「ショッピングゾーン」など6つのテーマごとに展示が行なわれている。

●ソニーのメモリースティック内蔵型携帯電話を各社が展示

　会場で特ににぎわっていたのが、最新の携帯電話が多数展示されていた「携帯/モバイルゾーン」。NTT DoCoMo 関西、J-PHONE、au、ツーカーといった主要キャリア各社がすべて出展しており、会場の約1/3を占めている。PCメーカー系では、松下電器産業、シャープといった関西に本拠地を置くメーカーのほか、東芝も出展している。

NTT DoCoMo 関西 SO502iWM	auのC404S DiVA

　なかでも注目を浴びていたのが、MGメモリースティックが内蔵可能でATRAC3形式のサウンドを楽しむことができる、ソニー製の携帯電話機だ。

　この端末を採用した製品として、NTT DoCoMo 関西からはSO502iWMが1日から発売が開始されており、auのC404S DiVAが12月5日から発売される。両モデルとも、専用の本格的な液晶ディスプレイ付きリモコンが付属しており、試聴したところ、低音にも迫力を感じた。携帯デジタルオーディオプレイヤーとして十分満足のいく仕上がりとなっている。

●Pentium 4マシンから中古PCまで販売されていたショピングゾーン

　携帯端末/モバイルゾーン以上に活気があったのが、ショピングゾーン。あるショップの店員などは、販売ブース前で秋葉原や日本橋の路上さながらの大声で、特売品の値段を連呼していた。

パソコン工房

　秋葉原にも店舗を構える、日本橋のPCショップの老舗パソコン工房は、同社のオリジナルブランドPCを多数展示し、販売を行なっていた。その目玉となっていたのが、CPUに1.5GHzのPentium 4を搭載した「Amphis Evolution」だ。同製品は、メモリはRDRAM 256MB、HDDが45GB（Ultra ATA/100、7,200rpm）、8倍速DVD-ROM、GeForce 2 GTSという構成で、262,000円という価格となっている。また、10万円を切るDuron 600MHz搭載モデルなど、同社オリジナルブランドマシンをほぼフルラインナップ展示していた。

PC-NET

　また、先端をいくPentium 4と対照的だったのが、中古パソコンの販売を行なっていたPC-NETのブースだ。中古といっても一世代、二世代前の製品ではなく、4～5年前のWindows 95が登場した直後に発売されたノートPCなどが中心。代表的な製品は、ThinkPad 560X（MMX Pentium 200MHz）が59,800円など。仕入れ先は、企業が使わなくなったPCなので、動作は確実だと言う。

　また、拡張カード類のジャンクパーツも販売していたほか、毎日16時からはデスクトップPCのタイムセールも開催。日本橋の店舗価格より50%オフの価格でデスクトップPCが販売される。何が販売されるか当日までわからない。ちなみに初日にはFMV53DE4C5（Pentium 133MHz、メモリ16MB）が4,900円で販売されていた。PC-NETのブースでは、最終日の3日には中古品のオークションも予定されている。

J&Pブース

　J&PのブースではソーテックのAV機能強化デスクトップPC「AFiNA AV」や新筐体のPC STATION、e-noteなどが販売されている。また、店頭在庫とみられるソフト類が1,000円程度の低価格で多数販売されており、古本市のようなにぎわいを見せていた。

●本放送開始直後のBSデジタル放送も展示

シャープのデジタルハイビジョン対応TV

　本放送開始が開催初日と重なったBSデジタル放送関連では、BSデジタルパビリオンにて、放送を見ることができるほか、三洋電機など数社が対応TVを展示している。

□パソコンフェスタ2000 in 関西のホームページ
http://bizevent.nikkeibp.co.jp/pcfesta/

(2000年12月1日)

[Reported by simizu-t@impress.co.jp]