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WORLD PC EXPO 2000会場レポート
【ストレージ編】

2倍密度CD-R/RW、DVD+RWのメディアのみ登場ほか

会期:10月17日〜21日(17日は特別招待日)
   10:30〜18:00 (10月21日は17:00まで)

会場:東京ビッグサイト 東1〜6ホール 西3ホール

入場料:1,500円
 

■2倍密度のCD-R/RW「DDCD-R」、DVD+RWはメディアだけが登場

 太陽誘電メディア(That'sブランド)の総販売元「スタート・ラボ」のブースでは、ソニーが7月5日に発表した記録容量1.3GBの倍密度CD-ROM/R/RW規格「Double Density CD-/R/RW(略称DDCD)」のメディアが参考展示されている。

 しかし、ソニーのブースでは肝心のドライブの影も形もなく、それどころかDDCDに関する展示はまったくない。そのため、現時点ではいつ頃DDCDが市場に登場するのか不明だ。スタート・ラボの説明によれば「ソニーがドライブを発売する時には“DDCD-R/RW”ドライブとするのではなく、新製品のCD-R/RWドライブはDDCD-R/RWにも対応しているというスタイルをとる」とのことで、知らない間に対応ドライブが登場していたということになるかも知れない。

 メディアの価格については「通常のCD-R/RWメディアよりは、若干まだ歩留まりが悪い」(スタート・ラボ)とのことで、CD-R/RWより少し高価になりそうだ。現在、CD-R/RWはドライブ、メディアともにかなり価格が下がってしまい、国内メーカーにとって儲からない商品になりつつある。そこで、2倍容量という付加価値で、価格を維持するという目論見だ。

 しかし、ドライブが発売されなければ、メディアも発売できないわけで、スタート・ラボも「早くドライブを発売して欲しい」と話していた。

 またRiTEKのブースでは、こちらもソニーが推進する記録できるDVD規格の1つ「DVD+RW」のメディアだけが展示されていた。ドライブの動向がわからないので、メディアだけ参考出品されても、エンドユーザーはどうすることもできないのだが、「まだ、あきらめたわけではない」ということは確認できる。

 ソニーは過去にも、次世代FD「HiFD」の時も規格を出したものの、市場投入のタイミングを逸して国内でドライブを発売しなかった(これから発売するのかもしれないが)。DDCDや、DVD+RWは、市場に出回る日がやってくるのだろうか? 注目される。

□関連記事
【7月5日】ソニー、1.3GBの倍密度CD-ROM/R/RW規格「DDCD」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000705/sony2.htm


■一般向けDVD-Rドライブがついに登場か?

 パイオニアのブースでは、DVD-RWとDVD-Rを大々的に押し出した展示を展開。PC Watch読者としては注目されるだろう、For General対応パソコン用ドライブも参考出品されていた。

 4.7GB DVD-R規格は、既にドライブが発売されている「For Authoring Ver.2.0」と、規格策定中の著作権保護技術を強化した一般民生用の「For General Ver.2.0」の2種類がある。

 「For Authoring Ver.2.0」は、名称のとおり業務向けで、価格もパソコン用ドライブが60万円以上する。一方「For General Ver.2.0」は、民生用に著作権保護技術を強化し、発売当初の価格は「まだ未定だがFor Authoringの数分の1にしたい」(同社)としており、なんとか個人でも購入できるレベルになる予定。

 DVD-Rの特徴は、DVD-RAMやDVD-RWと異なり、書き込んだメディアが物理・論理レイヤーまでプレスDVD(DVD-ROM、DVDビデオ)と同じになること。つまり、書き込んだDVD-Rは、今までのDVD-ROMドライブや、DVDビデオプレーヤーで読み込むことができる(ライティングソフト、オーサリングソフトなどアプリケーションレイヤーレベルの対応は必要)。

 使い方として、DVカメラで撮ってビデオをパソコンで取り込み、編集してDVDオーサリングソフトでDVD-Rに書き込む。すると、そのDVD-Rは、(規格上は)プレイステーション2を含む、全てのDVDプレーヤーで再生できることになる。

 ソフトウェア側の対応としては、アプリックスのブースで、同社のパケットライトソフト「PacketMan」をベースにしたDVD-R/RW用のパケットライトソフトが参考出品されていた。実際にFor Generalのドライブで書き込みの実演が行なわれており、完成度は高い。

 まだ、「単体で発売するのか、ドライブにバンドルするかなど、販売形態も決まっていない」とのこと。さらに同社では、DVD-R/RW用のライティングソフトも開発しているという。

 このように、既にDVD-R/RWドライブ、パケットライトソフトは「製品自体は既にでき上がっている状態」となっており、両社とも「For General Ver.2.0規格が発行され次第、すぐにも販売できる」としている。

□関連記事
【6月23日】パイオニア、世界初のオーサリング用4.7GB対応DVD-Rドライブ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000623/pioneer.htm



■32MB FDD「FD32MB」が参考展示

 松下寿電子は、WORLD PC EXPO 2000の開幕前日に、今までの3.5インチ2HD FDメディアに32MB記録できる新規格FD32MBに対応したSuperDiskドライブのサンプル出荷を発表した。

 もちろん、WORLD PC EXPO 2000のパナソニックブースで参考出品されているほか、イメーション、ハギワラシスコムのブースでも展示されていた。いずれのドライブも基本的には同じもので、バスパワードのUSBインターフェイスが採用されている。

 なお、サンプル出荷のリリースの中では詳しく紹介されていなかったが、SuperDiskについても、従来の120MBの2倍となる、240MB規格に対応している。しかし、専用メディアが必要となり、120MBのメディアに240MB記録することはできない。なお、ドライブは120MBの書き込み、読み込みに対応し、下位互換性は維持している。

 松下寿電子は発売時期や、価格は未定としたが、ハギワラ シスコムによれば来年の1月か2月に、実売17,000〜18,000円ぐらいで発売するとしている。

□関連記事
【6月23日】松下、2HD FDで32MB記録できる次世代スーパーディスクドライブ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001016/pana.htm

□WORLD PC EXPO 2000のホームページ
http://wpc.nikkeibp.co.jp/wpc/

(2000年10月18日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]

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