ソニー、カメラ付きCrusoeミニノート「VAIO GT」正式発表11月18日 発売 標準価格:オープンプライス
連絡先:VAIOカタログセンター
6.4インチTFT液晶(1,024×768ドット)を搭載したミニノートPCと、光学10倍ズームレンズ、1/4インチ68万画素CCD搭載のカメラ部より構成され、Motion JPEG形式で640×480(15fps)/320×240(30fps)ピクセルでの動画記録が可能。 液晶部は回転式で、撮影時は反転して液晶付きDVカメラのように利用できる。本体下部には三脚用の穴が開いており、三脚を使った動画撮影も可能。また、手ブレ補正機能を搭載し、本体にはステレオマイクも内蔵している。 液晶右側のボタンでズームやキャプチャといった操作が可能で、カメラ部でリアルタイムでエフェクトをつけた撮影もできる。 CPUはCrusoe TM5600 600MHz、メモリ 128MB、HDD 20GBで、ビデオチップはATI RAGE Mobility-M1(8MB)。CD-ROM/FDDは別売。キーピッチは14mm。 PCカードスロットはType 2×1で、IEEE-1394ポート×1やビデオ出力端子×1を装備する。バッテリ持続時間は約2~5時間となっている。本体サイズは241×155.5×40~44.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.1kg。
なお、VAIO GTのコンセプトである“パーソナルキャスティング”のために同社では、「URecSight」というネットワークサービスを立ち上げる。当面「URecSight」の機能を使った配信サービスを提供するのはVAIO GTのユーザーのみとなる。 「URecSight」は、付属のURecSightアプリケーションから操作するサービスで、大きく分けて、画像アップロードサービス「ImageStation」モードと、VAIO GTをキャスティングマシンとして利用する有料動画配信サービス「CastaDrive」モードが用意される。 「ImageStation」モードは、画像を同社が用意するImageStationサーバーにアップロードし共有できるサービス。URecSightアプリケーションを使うことで、ローカルディスクの画像を簡単な操作でサーバーにアップロードし共有できる。動画の共有も可能で、最大記録時間は15分。 「CastaDrive」モードは、VAIO GTで撮影した画像を、同社の用意するPercasTV(パーキャスTV)サーバーからリアルタイムでストリーミング配信するサービス。閲覧形式はReal Video形式。TVのチャンネルのように合計で20チャンネルが用意され、パーソナルユース向けの「プライベートチャンネル」(パスワードを持っている人のみ閲覧可能)の15チャンネル、法人向けの「パブリックチャンネル」(パスワードロック無し)5チャンネルが用意される。 いずれのチャンネルでも、結婚式などの特定のイベントにあわせて、希望のタイムテーブルを事前に予約し、中継することができる。予約タイムテーブルは10分単位となっており、利用価格は現在検討中だが、「プライベートチャンネル」では、接続ユーザー数10人、予約時間30分のサービスで5,000円程度となる見込み。決済方式はクレジットカード。なお、配信サービスを提供できるのは登録ユーザーのみとなっているため、コンテンツのチェックは原則として行なわない。
□ソニーのホームページ (2000年10月16日)
[Reported by usuda@impress.co.jp] |
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