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DirectXのイベント「Meltdown Tokyo 2000」が開幕
「今日からはWindows 2000でゲームを制作しテストしてくれ」

9月13日 発売



 マイクロソフト株式会社は、DirectXの最新情報の提供と互換性テストを行なう業界関係者向けイベント「Meltdown Tokyo 2000」を開催した。

 イベントの冒頭でDirectX 8.0の概要説明を行なった米MicrosoftのDirectX Group Program Managerを務めるMark Kenworthy氏は、Windowsが世界規模のゲーム市場でいかに巨大であるかを強調。さらに、米国市場で家庭が保有しているPCの65%がネットワークに接続されているデータを示し、オンラインゲーム市場がいかに魅力的であるかも示し、同氏は「ゲーム専用機で開発するよりWindowsの方が利益が上がるようにしたい」とアピールした。また、ゲーム機に対するWindowsプラットフォームの優位性に関して「Windowsは急激な技術革新を継続している。コンシューマゲーム機にハードディスクやDVDが搭載されるのはWindowsプラットフォームに影響を受けてのことだ」と語った。

 一方、Windowsプラットフォームに関しては「Windows 9xのリリースはもう無い。来年にはOEMや小売店向けにWhistlerの大キャンペーンを開始する。ゲーム開発者の方たちも本日からWindows 2000で開発を行ない、テストをおこなって欲しい」と、気分はもうWhistlerへと向かっているようだ。実際、2002年第2四半期にリリースされる予定のDirectX 9.0ではWindows 95は非対応となる。
 ただ、Whistlerでこれまでのゲームが動くかどうかについては不明で、同氏によれば「これから先1年間に発売されるゲームはWindows 2000上でテストしてもらい、Whistlerと互換性を持たせる。ゲームはWindows 2000で動かなくてもWhistlerでは動くようWhistlerを優先させる」とし、ゲームに関してはコンシューマ用OSとなるWhistlerを優先させるつもりのようだ。なお、WhistlerにはDirectX 8.1 (2001年初頭リリース予定) が実装される。

 今回のMeltdown Tokyo 2000に参加したゲームメーカーの話によれば、来月にもリリースされるDirectX 8.0は、コアな部分で7.0から変更されているようで、DirectX 8.0をインストールした場合、今後問題が発生する可能性もあるとしており、ゲームユーザーは今後の展開に注意を払う必要があるようだ。

DirectX 8.0の概要説明を行なったDirectXのGroup Program ManagerのMark Kenworthy氏 「Radeon's Ark」と題されたATI TechnologiesのDirect3Dのデモ。
クリックするとムービーがご覧になれます。QuickTime 4必須、7.88MB
DirectInputのマッパーユーザーインターフェイス


□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□Meltdown Tokyo 2000のページ
http://www.meltdown-tokyo.com/
□DirectXのページ
http://www.microsoft.com/japan/directx/

(2000年9月13日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]

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