ソニー、プレイステーション2専用 |
標準価格:オープンプライス
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ソニー株式会社は、プレイステーション2と接続することで、USB接続可能なソニー製デジタルカメラの画像をプリントしたりハガキ印刷が可能となるプリンタキット「PrintFan with popegg (MPR-G600A) 」を11月15日から発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は15,000円程度。
ソニーは10月20日に発売されるCyber-shot P1の発売に合わせプレイステーション2を中核とした画像をやり取りするシステム「PictureParadise」を提唱。PictureParadiseとは、USB接続可能なソニー製デジタルカメラやDVカメラとプレイステーション2をUSB接続することで、プレイステーション2でデジタルカメラの画像を見たり、PictureParadise対応アプリケーションによりユーザーの顔写真をゲームに取り込むことなどが可能となる。
すでにPictureParadise対応アプリケーションの開発は始まっており、アイディアファクトリーが開発している、ユーザーの顔写真を取り込んだキャラクタで対戦可能な3Dアクションゲーム「おかお拝借 とりこみ天国」が発表会会場でも公開されたほか、KCEO(旧コナミ コンピュータ エンタテインメント大阪)、ティーアンドイーソフト、エンターブレインなど11社(9月12日現在)が対応ゲームの開発を表明している。
USBでプレイステーション2と接続するプリンタキット「PrintFan with popegg」は、PictureParadiseにおいて出力装置の位置付けとなる。PictureParadise対応デジタルカメラから取り込んだ画像を年賀状などハガキに印刷するソフト「PrintFan」とセットとなって発売される。同社によれば、「ハードウェアのライセンスの予定はなく、当面他社からpopegg互換のプリンタが発売されることはない」としている。
popeggはインクジェット式プリンタで、解像度は360×360dpi。対応用紙サイズはA6およびはがきサイズ。インターフェイスはUSBで2.0mのUSBケーブルが付属する。約1.5MBのバッファメモリを搭載。印刷には4色インクを使用し、カラーインクカートリッジは1,500円でブラックインクカートリッジは800円となっている。サイズは280×190×180mm (幅×奥行き×高さ) で本体質量は約2.1kg。
細かいギミックにも凝っており、プリンタ両端の透明なプラスチック部分は取り外し可能で、ユーザーの好きな写真などを入れることができるという。また、印刷時は前面のインジケータLEDが流れるように点滅する。インジケータの下にはU字型の窓があるが、そこからヘッド部が左右に動くことを確認することができる。ヘッド部には虹色のシールが貼ってあり、動作をただ確認するだけでなくデザインにも配慮されている。
PrintFanには手帳機能として氏名、住所、e-mailアドレス、コメントなどを最大200名分まで8MBメモリーカードに記録することができる。
popegg対応ソフトもすでに開発中で、釣り上げた魚の魚拓を取るように釣り上げた魚やデータ、日付を印刷できるダズの「レイクマスターズ EX」や、3DCGアイドルの写真を撮れるアトラスの「Primal Image」の最新作となる「Primal Image for Printer」などの発売が予定されている。popegg協賛企業は9月12日現在9社。
(2000年9月12日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]
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