コンパック、新コンセプトのビジネスクライアント |
価格:69,800円~
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コンパックコンピュータ株式会社は、インターネットアクセスに主眼を置いたビジネス市場向けクライアント「iPAQ Internet Deviceを9月5日から出荷する。米本国では昨年11月に発表された製品で、大きく遅れての日本登場となった。
価格はUSBインターフェイス中心の「レガシーフリーモデル」が69,800円~115,800円、シリアル/パラレル/PS2端子などを備えた「レガシーライトモデル」が79,800円と低めの設定となっている。OSはレガシーフリーモデルがWindows 2000 Professional、レガシーライトモデルがWindows 95/98SEのデュアルで最初の起動時にいずれかを選択する。
iPAQ Internet Deviceはマイクロタワー型の専用筐体を使う。スペック的にはIntel 810ベース、Celeron 500MHz/Pentium III 733MHz、4.3GB/10GB HDDなど、現在のローエンドの水準にあるが、FDD/PCIスロットの省略、CD-ROMドライブなどの交換がしやすいベイシステムなどのメンテナンスフリーな構造が特徴となっている。もう一つの特徴が、7つのインターネットボタンを備えたイージーアクセスキーボードで、インターネットアクセスに重点を置いたコンセプトの具体例だ。
コンパックでは、iPAQからアクセスするビジネスポータルサイトとして「b2bpot.com」を4日から開設する。コンテンツは、エキサイト(検索)、Jストリーム(ストリーミング)、シマンテック(ウイルス情報)、日本通信(ビジネスモバイルASP)、ピーエスアイネット(インターネット導入相談)などと共同で提供しており、サーバー管理などもエキサイトが担当する。発表を行なった米COMPAQ上級副社長 マイケル J. ウインクラー氏によれば、ハードウェアの発売と同時にこのポータルを提供するため、日本での発表が遅れたとしている。
米本国ではiPAQのシリーズとして、Pocket PC、“BlackBerry(ブラックベリー)”と呼ばれるページングデバイス、コンシューマー向けのPCなども公開されている。このうちPocket PCのみ来年初頭に日本国内でも発表すると言及された。また、ビジネスPC市場の先行きについては、成長率は落ちても5年は成長が続くという見通しを語り、デバイスの簡素化、無線の普及、ビジネス市場とコンシューマ市場の融合などが起こるだろうと述べた。
本体右側面のケースをはずしたところ | 本体背面。コネクタごとに派手な色で色分けされている | 来年日本でも発表されるiPAQ Pocket PC(写真は英語版) | ワイヤレスEメールソリューション“BlackBerry(ブラックベリー)” |
キーボード上部の7つのインターネットボタン | 「b2bpot.com」アライアンスメンバーとコンテンツの構成 |
□コンパックのホームページ
http://www.compaq.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.compaq.co.jp/press/press530.html
□製品情報
http://www.compaq.co.jp/products/ipaq/internetdevices/index.html
□ビジネスポータルサイト「b2bpot.com」
http://www.b2bpot.com/
(2000年9月4日)
[Reported by date@impress.co.jp]
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