バーテックスリンク、フリーPC関連事業を廃止
バーテックスリンクは、PC部品などの主力事業に注力するとしており、2001年3月期の業績見通しでは71億円の売り上げと7,000万円の経常利益を見込んでいる。 「ムリョーパ!」は、国内におけるフリーPC事業の嚆矢であり、TVなどでも取り上げられ大きな話題を呼んだ。'99年6月の募集で約4万5千台の出荷を行なったが、環境の変化から'99年12月の募集では約1万台弱にとどまり、今年に入ってからは一般向けの募集は行なわれていない。当初の計画では、'99年中に3~5万台、向こう3~5年間に累計100万台の配布が予定されていた。また、ecap24の会員数も約3万人にとどまっているという。 フリーPCのビジネスモデルは、PC配布時に義務づけられたプロバイダーやクレジットカードなどの契約によるバックマージンや、ユーザーを誘導するEコマースサイトの売り上げが収益源となる。今回の場合、配布台数が縮小したことから、収益構造が成り立たなかったとみられる。
□バーテックスリンクのホームページ (2000年8月31日)
[Reported by date@impress.co.jp] |
I |
|