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1GB microdriveも発表

IBM、チタン複合素材を採用した
B5ファイルサイズノート

9月11日より順次発売

連絡先:ダイヤルIBM
    Tel.0120-04-1992


 日本アイ・ビー・エム株式会社は、チタン複合素材を使用した個人向けのB5ファイルサイズノート「ThinkPad i Series 1620」および企業向けの「ThinkPad X20」を発表した。OSはThinkPad i Series 1620はWindows Me、ThinkPad X20はWindows 98 SEモデルとWindows 2000モデルが用意される。価格はThinkPad i Series 1620がオープンプライス(IBMダイレクト価格:約25万円前後)で9月29日から、ThinkPad X20が229,000円~302,000円で9月11日から発売される。X20は本日からShop IBMで受注を開始した。

 同時にmicrodrive 1GBと、Bluetooth PCカードも発表された。価格はmicrodriveが49,800円、Bluetooth PCカードが18,000円。microdriveは9月29日から、Bluetooth PCカードは9月20日から発売される。

1GB microdrive。300万画素デジタルカメラで約1,000枚の撮影ができるという Bluetooth PCカード(左)と無線LANカード(右)


●個人向け「ThinkPad i Series 1620」

・価格:オープンプライス
(IBMダイレクト価格:25万円前後)
・発売時期:9月29日

 ThinkPad i Series 1620は、本体カバー部分にチタン複合素材、底面部分にはマグネシウム合金、パームレスト部分にはカーボン・ファイバーが採用された。本体サイズ279.4×226.8×24.9~28.7mm(幅×奥行き×高さ)、重さ約1.58kgと軽量・薄型ながら、満員電車などの過酷な環境を考慮した高剛性を両立したという。本体カラーはソフトブラック・メタリックとブラックのツートンカラーが採用された。ポインティングデバイスにはセンターボタンの形状が変更された拡張版TrackPointを備える。電源ボタンはキーボード上部に移動され、オンラインマニュアル専用「ThinkPad」ボタンも備える。

オンラインマニュアル表示専用「ThinkPad」ボタンも備える 拡張ボタンは左右ボタンの中央にレイアウトが変更された

本体にはUSBを背面に1ポート、右側面に1ポート、アナログRGB、モデムのみを備える。モデム/Ethernet MiniPCIコンボカードによりEthernetの追加もできる 液晶上部に備えられたUltra Port(左)とカメラを装着した状態(右)。現状では「ウルトラポート・カメラII」のみの対応だが、将来的にはBluetoothにも対応するという。ウルトラポート・カメラIIはUSBでの接続にも対応する

※写真は背面を除きThinkPad X20

 本体の主な仕様は、低電圧版モバイルCeleron 500MHz、メモリ64MB(最大320MB)、HDD 20GB、ビデオチップはRage Mobility M(AGP接続、4MB)など。ディスプレイは、1,024×768ドット12.1インチTFT液晶を搭載する。本体標準装備のインターフェイスはレガシーインターフェイスが省略され、USB×2、IEEE-1394、V.90対応モデム、アナログRGB、ライン入力、マイク、ヘッドフォン端子、拡張コネクタのほか、新たにディスプレイ上部にCCDカメラなどが搭載可能なUltra Portを備える。なお、V.90対応モデムはMini PCIで接続され、オプションのモデム/イーサーネットコンボカードに交換する事で、Ethernetにも対応可能。バッテリはリチウムイオンで、3時間稼働する。

ウルトラベースX2にはレガシーインターフェイスを備えるほか、FDD、CD-ROMドライブも内蔵できる

 シリアル/パラレル、PS/2ポートなどは、DVD-ROMなどが搭載可能な付属の「ウルトラベース X2」に搭載される。またType 2対応PCカードスロットのほか、microdrive対応CF Type2スロットも備える。なお、発売時期は未定としているが、Ultra Port対応のBluetoothモジュールも将来用意されるという。

□製品情報
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tpi16208/


●企業向け「ThinkPad X20」

・価格:2661-24J 229,000円
(Celeron 500MHz、Windows 98 SE)
    2661-25J 242,000円
(Celeron 500MHz、Windows 2000)
    2662-34J 289,000円
(Pentium III 600MHz、Windows 98 SE)
    2662-35J 302,000円
(Pentium III 600MHz、Windows 2000)
・発売時期:9月11日

 企業向けのThinkPad X20は、CPUにSpeedStep対応低電圧版モバイルPentium III 600MHzと低電圧版モバイルCeleron 500MHzが用意される。OSはそれぞれのCPUにWindows 2000とWindows 98 SEモデルが用意される。主な仕様はモバイルPentium III 600MHz搭載モデルがメモリ128MB(最大320MB)、HDD 20GB、モバイルCeleron 500MHz搭載モデルがメモリ64MB(最大320MB)、HDD 10GB。そのほかの主な仕様はThinkPad i Series 1620と同等だが、IEEE-1394インターフェイスが省かれ、V.90モデム/100Base-TX対応LANインターフェイスを搭載する。また、「ウルトラベースX2」はオプション(19,800円)となる。本体色はブラック。いずれもUSB接続のFDDが付属する。

本体にはUSB、アナログRGB、モデム、Ethernetのみを備える ThinkPad X20の内部。右上にCPU、左側にMiniPCIコネクタが見える。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間はCeleron搭載モデルが2時間、Pentium III搭載モデルが3時間。本体サイズ/重さはCeleron搭載モデルが279.4×226.8×24.9~28.7mm(幅×奥行き×高さ)/1.49kg、Pentium III搭載モデルが279.4×226.8×24.9~30.2mm(同上)/1.6kg。

□製品情報
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tpx2008/tpx2008a.html

□日本アイ・ビー・エムのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□ニュースリリース
ThinkPad i Series 1620/ThinkPad X20
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2000/08281
microdrive
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2000/08282
□Shop IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/shop/

(2000年8月28日)

[Reported by taira@impress.co.jp]

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