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ナナオ、液晶ディスプレイに不具合、1月下旬より修理
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FlexScan PLACEO |
11月28日発表
株式会社ナナオは28日、同社製液晶ディスプレイ「FlexScan」シリーズの一部機種に不具合があることを発表した。
12月2日より修理の受付を開始、部材と体制が整う2003年1月下旬より修理を実施する。不具合の対象台数は明らかにされていないが、対策費用が7~10億円におよぶ可能性があるとしている。
対象機種はL365、L465、L565などのベストセラーモデルのほか、5周年記念として3,000台限定で発売された「PLACEO」など。対象機種名とシリアルナンバーの詳細は下記を参照。
不具合は、PCが電源オフまたはパワーセーブモード時に、ディスプレイの電源をオンにしたままでいる状態を長期間継続させると発生する。不具合の現象は、設定メニューの表示が変わる、設定値を記憶しない、操作ボタンが動かない、電源を入れても画面が表示されないなど。
不具合対象機種は、PCからの信号が無いとき、D-Sub15ピンまたはDVI-Dの入力信号を定期的に検出、ディスプレイ内のメモリに書き込む仕様になっている。この書き込みが長期間継続するとメモリの書き込み耐用回数を超え、データが読み取れなくなったり、誤ったデータを書き込んでしまうため、不具合が発生するという。
当面の回避策としては、入力信号切り替えをマニュアルにする方法のほか、PCとともにディスプレイの電源も切る、あるいはPCの電源を切らずに画面を表示しつづけるといった方法がある。現在、同社では修理体制を構築しており、2003年1月下旬より修理が実施される。
■対象機種とシリアルナンバー
■連絡先
□ナナオのホームページ
http://www.eizo.co.jp/
□ニュースリリース(PDF形式)
http://www.eizo.co.jp/news/2002/Lx65.pdf
□告知ページ
http://www.eizo.co.jp/products/notice/index.html
(2002年11月28日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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