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富士通、光透過率98%のモバイル向けタッチパネル11月26日 発表 株式会社富士通研究所と富士通コンポーネント株式会社は26日、光透過率98%を実現したモバイル機器向けタッチパネルを開発したと発表した。 従来一般的に用いられている抵抗膜方式のタッチパネルは、複数の層から形成されており、光が各層を通過するたびに散乱してしまうため、透過率は82%で、コーティング処理を施しても86%程度であったという。 同社は、タッチパネルを透明基板1枚で製造できる表面弾性波方式を採用し、ガラス1枚構成のパネルを開発、透過率98%を実現した。 また、大きな検出機構が必要という同方式の弱点について、圧電薄膜を電極と単極性の櫛型電極で挟み込む構造を用い、“く”の字型の櫛型電極を連続して配置するという手法により、従来の約半分となる幅1.4mmという狭額縁化を実現し、PDAや携帯電話などモバイル機器での利用を可能にした。 同タッチパネルの最大サイズは5.7型程度。市場投入時期は未定としている □富士通研究所のホームページ (2002年11月26日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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